“コロナ死者6万人 感染9億人”の中国 春節へ突入(2023年1月14日)

“コロナ死者6万人 感染9億人”の中国 春節へ突入(2023年1月14日)

“コロナ死者6万人 感染9億人”の中国 春節へ突入(2023年1月14日)

記者「成田空港には、中国からの訪日客が続々と到着しています」
中国からの来日客「成都からきました。コロナ以来、初めての海外渡航です。東京、大阪、それから、温泉へ行きたい」。
「Q観光の予算は? 100万円ぐらいかな。たくさんのスーツケースをもってきたので、かばんや洋服や香水、化粧品をたくさん買いたいです」。
中国からの来日客「成都からきました。コロナから三年、初めて海外へ来ています。主に新宿や銀座へ行きたい。お寿司やラーメンとか食べたいです」。
「Q今回の予算は? 10万~20万円」
来週から始まる春節をまえに、中国から訪日する人が徐々に増え始めています。一方、こちらは今朝の北京の様子です。
記者「北京の高速鉄道の駅ですけど、たくさん人いますね。大きな荷物、みなさん持っていますね。今、南の方に向かう列車、改札始まりましたが、
ものすごい人です」。
お土産を抱え、スーツケースを引く帰省客でごった返していました。
帰省客「安徽省の★合肥(ごうひ)に帰省します。2年ぶりです」。
「Q:お土産を買いましたか? スーツケースにいっぱい。中に入っているのは親族や友人にプレゼントする洋服です」。
帰省先の地方では。
記者「西安空港の到着ロビーです。天井には春節の飾り付けがしてあるんですが、家族の方でしょうかたくさんの人が到着を待っています」
続々と到着する帰省客。再開をよろこぶ家族の姿も。
帰省した男性「家族を見た途端、ほっとしました。正月が来るので楽しく過ごします」。
「Qコロナ感染の心配はありませんか? 男性:今の中国はもう大したことがないよ」。
しかし、つい先ほど中国政府は、この一か月で、新型コロナ関連の死者数がおよそ6万人いたことを発表しました。
上海の医師「すでに超負荷状態。患者が多すぎてもう足の踏み場もない」。
10日に公開された上海の病院の様子です。コロナの患者らが殺到しているようです。
きのう投稿された上海の火葬場の映像です。棺が延々と列をなしている様子が映っています。これまでに見たことがない規模です。
市内の火葬場では対応が追い付かず、近くの島にある火葬場もフル稼働しているといます。地方の病院もひっ迫しています。
医師「彼はどうした? 別の医師:心臓が止まった」
救命措置に追われる医師。
医師「ゼロコロナが終わり、感染が爆発するだろうと予測はしていたが、これほど大変になるとは思いもよらなかった。一人でも多くの患者の命を救うことができれば、嬉しいです。コロナ状況は、まだ厳しい」。
中国の感染者数が累計でおよそ9億人に達したとみられることも、きのう明らかになりました。厳しい現実は残されたままです。
のべ21億人ともいわれる春節の大移動ですが、移動先は国内だけではありません。海外の人気観光地では。
タイの国際空港にぞくぞくと到着する中国人。花を手渡すのは、タイの副大臣。国を挙げての歓迎となりました。
中国からの観光客:タイに戻ることをとても楽しみにしていました。私たちはもう3年間も待っていたのです。
記者「タイでは春節は祝日ではないんですが、ショッピングセンターでは大がかりな装飾がほどこされます。この時期に訪れる中国人観光客の需要をとり込みたい思惑があるということです」。
去年はイベントが中止となり、春節時期にも関わらず観光客がほとんどいなかった中華街でも…今年は、春節を迎えるムードが高まっていました。
トゥクトゥクの運転手「まだそんなに多くはないけど、段々増えると思います。中国人の観光客にもっと来てほしいです」
同じく、人気観光地の日本では・・
「結構いっぱい…手に家電を持っていますかね」
「こちらのお店、外国の方がたくさん並んでいますね」
声をかけてみると…。
「台湾です」「韓国から来ました」「台湾です。中国本土の人は見ていません」
成田空港には中国からの訪日客はいましたが、まだ本格的な流れにはなっていないようです。中国の旅行会社に話を聞きました。
中国の旅行会社の担当者「日本は非常に人気があります。いつ日本に行けるのか、ツアーはいつ始まるのか、現地のコロナ状況はどうなのかなどの問い合わせが一日あたり100件程度あります」
しかし、まだ日本への観光ビザなどの手続きが進められない状況のため、許可が下り次第、すぐに手配できるよう準備を進めているといいます。
一方、春節をきっかけに本格的なインバウンドや国内旅行の復活に期待する観光地も。横浜中華街では、3年ぶりに春節の祝賀パレードが行われます。地元の若者が練習に励んでいました。この映像は、コロナ前の祝賀パレードの様子です。新年の始まりを告げる獅子舞に会場は大盛り上がりです。
獅子舞を練習する若者「ずっと小さいころから見てきた舞台なのでうれしいです。春節まであと1週間しかないですけど、頑張って練習して成功させたいと思います。
横浜中華街 石河副理事長「コロナが始まったころの風評被害、今でもまだその影響を受けているような状況ですので、苦しかったですね。3年ぶりにようやく春節をお祝いとして開催することができる。本当に待ち望んだ春節ということになります」
いよいよ来週の土曜から、春節の大型連休が始まります。

サタデーステーション 1月14日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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