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【報ステ】「私たちの未来への責任」年齢引き下げ後“初の成人の日”18歳が描く未来(2023年1月9日)
成人の日の9日、全国各地で“20歳を祝う式典”が開かれました。
去年4月、法改正で成人年齢が18歳に引き下げられましたが、多くの自治体は、受検などの準備期間を考慮して、これまで通り20歳を対象とした式典を行いました。
式典に参加した20歳:この日のために頑張ってきました。20歳はやっぱり自我を持ちたい。
式典に参加した20歳:コロナ禍でも活躍できる看護師になりたい。
一方、法改正で今年から新成人となった18歳は、どんな未来を思い描いているのでしょうか。
新成人の18歳:(Q.成人になった実感は?)正直そんなにない。受検勉強一本だった。自分の目安で一日10時間勉強。大学4年間で色んな経験して、自分の目標を立てたい。
目標を「アメリカ留学」と掲げたこちらの新成人は。
新成人の18歳:日本の政治とかニュースで聞いて、正直不安なことも。世界はどんな感じなのかなと。
すでに社会人として働く根本優流さん(18)。下水道が整備されていない地域の浄化槽を1つ1つ点検するのが仕事です。
根本さん:人との関りが持てて、環境も奇麗にできて、その2つがやりがい。自分にとって意味あることじゃないかなと思っています。
努力を重ね、浄化槽管理士の国家資格も取りました。優流さんが思い描く未来とは。
優流さん:18歳って昔の自分だったら、すごい大人という感じだったんですけど、まだまだ全然子どもだなと。自分が何かやったから、すぐ変わるとか、そうじゃないと思うんですけど、影響がないからって投げやりになるんじゃなくて、自分の意見をもって今後過ごしていけば、良い方にいくんじゃないかな。
新成人の中にはこんな人も。日本語の勉強に励むジュリア・コズロブスカさん(18)。去年、ウクライナから日本にやってきました。家族は祖国に残したままです。
ジュリアさん:私にとって一番大切なことは、この世の中を良くすることです。自分の国に対してだけでなく、世の中の役に立つことは、とても大切です。
異国の地でジュリアさんが思い描く未来とは。
ジュリアさん:外国語を学ぶことで、他の国の人たちとつながることができるし、色々な情報交換もできるし、平和のための情報をシェアできる。今起きていることだけではなく、私たちの未来がどうなるのか、私にも責任があると思います。
新たな挑戦を始めた人もいます。見習い大工として働く山口桃加さん(18)。窓枠に取り掛かっていますが、親方のように1回では上手くいきません。
桃加さん:あまり堅過ぎたら良くないので、微調整しています。難しいです。ちょっとの誤差がでかいので。(Q.今度はどうですか?)良い感じだと思います。
小さい頃から工作が好きだった桃加さん。加賀の宮大工の伝統工法に憧れ、高校を出てすぐ弟子入りしました。
桃加さん:同じ鉋(かんな)を使っているのに、厚さと、ずっと続くのが違い過ぎて。見習わないと。勉強しないと。(Q.どのくらいで追い付けそう?)追い付けないです、全然。すごく怒り声が飛び交うような現場だと思っていました。実際はやりやすいです。
一人前になるまで早くて5年。
桃加さん:女性があまりいないですけど、重い物ばかり運ぶ作業で、運べなかったりする時とか、ちょっと悲しいです。
10年後、2033年の夢を教えてくれました。
桃加さん:こんな家をつくりたいですね。“かぼちゃ束”という、珍しい工法でつくられた家。高校2年生の時、インターンシップですごく衝撃的で、大工したいと思いました。着実に一歩一歩努力して、技術を磨いて、10年後、自分が一人前になった時に、こういうお家をつくりたいです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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