年初に“円急騰” 一時129円台に 今後は?…専門家「“ドル安円高”の流れに」(2023年1月4日)

年初に“円急騰” 一時129円台に 今後は?…専門家「“ドル安円高”の流れに」(2023年1月4日)

年初に“円急騰” 一時129円台に 今後は?…専門家「“ドル安円高”の流れに」(2023年1月4日)

 3日の外国為替市場は、アジア各国で円を買う動きが進みました。

■年初に“円急騰” 一時1ドル=129円台に

 2時間あまりで1円以上値上がりし、一時1ドル=129円台と去年6月以来、7カ月ぶりの円高水準となりました。

 市場では日銀が先月、金融緩和策を一部修正し、長期金利の上限を引き上げる事実上の利上げを決定。今後も修正が続くとの見方から、円を買う動きが広がっています。

■今後は?…専門家「ドル安円高の流れに」

 去年10月に151円台だった円相場は、2カ月あまりで20円以上、円高となりました。

 なぜ年初めにこれほどの円高水準となったのか、専門家は次のように話します。

 野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏:「年末年始は取引が薄いので、為替市場の価格が動きやすい時期。今回の場合、年末だと海外勢の人は休みに入ってしまっていますので。取引できなかった人が年明けに市場に戻ってきて取引を始めて。その時に、今年の日銀がさらに追加の政策修正を行うのではないかと。それを材料に円高を仕掛けているということではないか」

 気になる今後について聞きました。

 木内氏:「アメリカを中心に大幅な利上げをしてきた影響が今年表れてくると思う。アメリカを中心に、今度は金融緩和の動きが出てきますので。金利差の縮小により、ドル高円安の流れがドル安円高の流れに変わってくると思う」

(「グッド!モーニング」2023年1月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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