“行動制限なし”の年末 帰省ラッシュピーク 混雑避け…穴場スポットに熱視線も(2022年12月29日)

“行動制限なし”の年末 帰省ラッシュピーク 混雑避け…穴場スポットに熱視線も(2022年12月29日)

“行動制限なし”の年末 帰省ラッシュピーク 混雑避け…穴場スポットに熱視線も(2022年12月29日)

 3年ぶりに行動制限がない年末年始を迎え、帰省ラッシュは29日ピークに。築地場外市場には人があふれ、にぎやかな年末を迎えています。一方で、こうした混雑を避けるために「日光の奥座敷」と呼ばれる穴場スポットに今、問い合わせが殺到しています。

 29日がピークとなった帰省ラッシュ。年末年始をふるさとなどで過ごす人たちで、どこもかしこも大混雑です。出発ロビーの保安検査場から伸びる行列は100メートル以上になったということです。

 築地の場外市場も帰省ラッシュ並みのにぎわいとなっています。

 斎藤水産・斎藤又雄社長:「大体9時すぎかな、混んできたのは。それからずっとこんな状態。コロナ以来3年ぶりですよ、これだけ混んでいるのは。でもまだまだ混雑度合いが違う、昔とはね」

 コロナ前のにぎわいを取り戻しつつある場外市場。ロシアのウクライナ侵攻などで例年に比べて1割ほど値段は上がっているそうですが…。

 斎藤水産・斎藤又雄社長:「あとはお店に来て頂いて交渉ですか」「(Q.交渉?)はい!」「(Q.おまけ付けてくれる?)おまけ付けますよ」

 江戸一の佃煮店でも3000円以上のお買い物でおまけが付いてきます。

 江戸一・飯田一雅社長:「1年の感謝の気持ちを込めて、1年に1回しか炊かない焼き蛤(はまぐり)とか昆布巻きを差し上げる。おととしより去年、去年より今年、徐々にですけど良くなってきて、今年はにぎわいを味わって頂けると思う」

 年末の大混雑を避け、人里離れた“穴場”の秘境で過ごす人たちもいます。取材班が向かったのは観光地・日光の先にある「奥日光」。さらに、その“一番奥”にある「奥日光湯元温泉」です。東京からは車で3時間。男体山の麓に広がる中禅寺湖を抜けると、さらに標高が高い場所に「湯ノ湖」があり、その湖畔に「湯元温泉」はあります。

 奥日光の最低気温はマイナス2.5℃と厳しい寒さ。冬場は雪に覆われ、辺りは静寂に包まれています。古くから「日光の奥座敷」と呼ばれる温泉街。

 奥日光湯元温泉かつら荘・小林真人代表:「『日本で4番目に濃い』と言われている硫黄泉」

 年末の旅行に雪深い温泉地を選ぶ訳は…。

 東京からの宿泊客:「紅葉シーズンだと結構混むが、この時期になるとだいぶすいてきて、人ごみを避けられる。がやがやしていると落ち着かないので」

 夫婦で経営する小さな宿ですが、熱烈なリピーターもいます。すでに10回以上、泊まっているという常連客のお目当ては…。

 栃木からの常連客:「冬は雪の入った露天風呂が最高。この時期にわざと来ている」

 お客が絶賛する露天風呂が、大自然の銀世界が目の前に広がる小さな雪見温泉です。

 奥日光湯元温泉かつら荘・小林真人代表:「シカやキツネ、時々リスも見られる。親子連れのシカが見えるとお客様は喜ぶ。ここにスコップが置いてあるので、自分でやるお客さんも多い」

 東京からの宿泊客(78):「良い景色だよね。雪景色。良い時に来たよ。また食事が終わった後に入って、朝風呂に入って、最低3回は入る」

 冬の夜は満点の星が広がるといいます。

 奥日光湯元温泉かつら荘・小林真人代表:「何もないところが奥日光の売りなので、本当に大自然だけ」

 温泉の近くには奥日光三名瀑の一つ「湯滝」が。そして、滝とつながる「湯ノ湖」はこの時期、湖面の氷結が始まります。29日は凍った湖面に雪が積もり、広大な雪原のようになっています。自然豊かな奥日光湯元温泉。年末年始の期間、まだ予約に空きがある宿もあるようです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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