帰省&出国ラッシュ 空港・高速は大混雑…アメ横は“カニ”に異変「5年で一番安い」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年12月29日)
空港の保安検査場は深刻な人手不足もあり、連日、長蛇の列ができています。余裕をもって空港に来ても、飛行機に乗り遅れそうになる利用客が多くみられました。
■出国ラッシュで長蛇の列「覚悟してきた」
28日午前9時ごろの福岡空港・国際線ターミナルの様子です。列は一直線に伸び、保安検査場まで続いています。さらに列は壁沿いに奥まで続き、ぐるりと並んだ列は最後尾までかなりの距離があるのが分かります。
列は少し進んでは止まるを繰り返し、なかなか前に進みません。並ぶのに疲れてしまったのか、キャリーケースに座り込んでしまう人もいます。
韓国に旅行する人:「すごい列ですね。友達がまだ来ていないんですけど、早めに並ばないと不安なので」
去年はほとんど利用がなかったという国際線ですが、この年末年始に、およそ16万人の出入国が見込まれています。
利用客が回復する一方で、コロナの影響で離職が相次ぎ、保安検査場の人員が不足していることも混雑の理由の一つだといいます。
韓国に行く男性:「事前にニュースとか見ていたので、覚悟はできていましたよ」
混雑は福岡空港だけではありません。今年、成田空港から海外に出国する人はおよそ30万人と、去年の10倍ほどに。その影響もあり、連日混雑が起きています。
旅行客:「台湾に今から行きます。めちゃめちゃ(人が)戻ってきているなと」
■帰省家族 行列進まず…迫る搭乗時間
羽田空港にある駐車場の入り口には「満車」の文字が出ています。
28日正午すぎの羽田空港の出発ロビーでは、大勢の人でにぎわっています。
帰省をする人:「福岡に帰ります。4、5年(ぶり)とか。コロナから明けて久しぶりに帰るので、地元も色々店ができていると思うので、色々見に行こうと」
午後3時前、ロビーのはずれに小さな子どもを抱いた夫婦の姿がありました。
帰省する家族:「(Q.これからどちらに?)宮崎に帰ります。帰省です。初孫なので、親にとって。会わせるのが楽しみです」
実家がある宮崎県に帰省するという家族。生後4カ月のお子さんは、初めておじいちゃん、おばあちゃんと対面します。
帰省する家族:「(Q.飛行機は?)飛行機は午後4時前(発)です。これから荷物を預けて、保安検査場通って乗る感じです」
飛行機の出発時刻は午後3時50分。この時、時刻は午後3時です。
夫婦が並ぶ手荷物カウンターは、多くの人で列ができていました。すると…。
アナウンス:「15時50分までのお客様」
帰省する家族:「(Q.ちょっと大変じゃないですか、時間)ですね。ちょっと聞いてみて」「すみません、15時50分なんですけど」
職員:「ちょっとお待ち下さい」
帰省する家族:「(Q.予想と比べて、どうです?)余裕を持って来たつもりだったので、ちょっとびっくりしてます」「(Q.このままだと、時間かかっちゃいますもんね)そうですね…乗れるかな…」
時間が差し迫り、夫婦に緊張が走ります。
職員:「15時50分、こちらで案内致します」
帰省する家族:「すみません」
出発まで時間が近付いているということで、別のカウンターを案内してもらえることになりました。
その後、無事に宮崎に到着。初孫に会えた両親は、うれしそうにあやしていたといいます。
■高速渋滞の回避狙い…前日出発 明暗は?
混雑は高速道路でも始まっていました。29日午前10時に、下りで最大45キロの渋滞が予測されている東名高速道路。
千葉県八千代市の自宅から、静岡県下田市にある妻の実家へ向かう高さん一家。去年は12月30日に帰省しましたが渋滞にはまってしまい、片道6時間かかりました。
そこで今年は、帰省を早め、28日午後2時に出発。すると…。
父:「やっぱ28日に出発したってことで、1日早かったってことで、巻き込まれてないじゃん」
母:「ラッキーじゃん!私、そんなに渋滞嫌いじゃないけどね」
父:「あぁそう」
母:「とにかく、ずっと話してられるじゃん」
娘:「ママ寝てる」
母:「ハハハッ、確かに」
高さん一家の作戦通り、渋滞の回避に成功。車内からは、笑い声が聞こえてきます。
しかしこの時、東名高速下りの御殿場ジャンクション付近で事故が発生。その影響もあり、午後6時前には13キロの渋滞が発生していました。車内では…。
父:「うわ、ここからが渋滞ってこと?これは、どれくらい続くの?」
母:「到着時刻予定が9時になってるじゃん。やばいね」
目の前にずらりと続く車の列。安心したのも束の間、カーナビには出発前に予想していた到着時間から大幅に遅れた時間が表示されたのです。
父:「あぁ、ここから渋滞7キロだって。ここから7キロか」
犬:「ワン!」
母:「誰かいた?」
娘:「渋滞に、ほえてるんじゃない?」
犬:「ワン!」
車内では、自分たちを励ますように言葉を掛け合います。
母:「やっぱり前日で、正解だったよね」
父:「そうね、あしただったらもっと」
母:「やばいよ」
すると…。
父:「おっ、渋滞解消?したっぽい」
何とか渋滞を抜け出し一路、妻の実家へ急ぎます。その後は渋滞にはまることもなく、無事到着できました。
■カニ価格に異変「この5年で一番安い」
買い物客:「いくらは子どもが好きだから。(総額)2万5000円くらいかな」
マグロ、カニ、数の子。正月用の食材を求めて、28日のアメ横は午前中から多くの人が行き交い、活気に満ちあふれていました。
にぎわう店先で、電話をしながら商品を見つめる女性がいました。
千葉の実家に帰省する買い物客:「実家に今から帰るので。(母に)マグロとウニどう?って聞いたら、買っておいでって」
そう話す脇では、ベビーカーに乗った子どもが、疲れ切った様子でぐったりしていました。
魚塚・店員:「きょうはズワイガニ付けて、毛ガニでも2杯付けて、2万円でやっちゃいましょうか」
アメ横の海産物販売店によると、今年のオススメは“カニ”だといいます。
魚塚・店員:「特に今年は、去年に比べてカニは3000円以上安いので、今年はカニは買いだと思います。ロシアの経済制裁の問題で、本当はアメリカに行く予定だったんですけど、(アメリカが)買わなかったことで、日本が買い取った。この5年では一番安いんじゃないかな」
この店では、例年1万円で売られていたタラバガニが、今年は6000円で販売しているといいます。
カニを購入した人:「2杯で5000円」「(Q.あっという間に買っちゃった?)そう、そう、そう。あっちのほうで」「(Q.どんなお正月にしたい?)いつもと同じです」
(「羽鳥慎一モーニングショー」2022年12月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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