墨田区の化学工場で大規模火災 “有毒ガス”発生の恐れで住民避難「吸わないように」(2022年12月28日)

墨田区の化学工場で大規模火災 “有毒ガス”発生の恐れで住民避難「吸わないように」(2022年12月28日)

墨田区の化学工場で大規模火災 “有毒ガス”発生の恐れで住民避難「吸わないように」(2022年12月28日)

 27日、東京・墨田区の化学工場で発生した大規模な火災。都心の住宅街に大量の黒煙が広がった。有毒ガスが発生する恐れがあるとして、住民が避難する事態となった。

■5日連続で“乾燥注意報”発表

 午前10時、墨田区の木造2階建ての化学工場から、「火が見える」と110番通報があった。

 現場は、液体せっけんの製造などを行う工場で、消火にはポンプ車など60台以上があたった。

 工場では化学薬品を扱っていることから、有毒なガスが発生する可能性があるとして一時、住民に避難が呼び掛けられた。

 パトカー:「現在、火事のため有毒なガスが発生している可能性があるので、注意をお願いします」

 住民:「(Q.体調は大丈夫ですか)今、あまり吸わないようにしている。こっち(のど)が弱いからさ、ここら辺が引っ掛かるよね」

 東京は、5日連続で乾燥注意報が発表されていた。

 警察:「近くで火災が発生していまして、かなり燃焼している状況で煙がすごいので避難を」

 避難してきた住民:「買い物から帰ったら、避難して下さいって言われて。荷物だけおいて、ここ(避難所)に来た」

■現場責任者「石けんを作る作業で火が出たのでは…」

 東京消防庁によると、27日午後3時すぎに火はほぼ消し止められた。倉庫など5棟、合わせて2600平方メートル以上が焼けたという。

 工場にいた13人は避難したが、そのうちの50代の男性1人が、気道熱傷で病院に搬送された。

 警視庁によると、工場の現場責任者の聞き取りでは「タンクで石けんを作る作業で、火が出たのではないか」という話が出ているという。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年12月28日放送分より)
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