宮崎県知事選 東国原氏が敗北「資質・素養が足りなかった」 12年ぶり“復帰ならず”(2022年12月26日)

宮崎県知事選 東国原氏が敗北「資質・素養が足りなかった」 12年ぶり“復帰ならず”(2022年12月26日)

宮崎県知事選 東国原氏が敗北「資質・素養が足りなかった」 12年ぶり“復帰ならず”(2022年12月26日)

 25日に投開票が行われた宮崎県知事選挙で、現職が4期目の当選を果たしました。東国原英夫氏の2度目の挑戦は、わずかに届きませんでした。

■サプライズで…東国原氏“元妻”も参戦

 落選・東国原氏:「残念だと思っております。私の力が及ばずに、完全に私の力不足です」

 任期満了に伴い行われた宮崎県知事選挙。3期12年務めた現職の河野俊嗣氏が続投の意思を示すなか、この人が突然、名乗りを上げました。

 東国原氏:「(キャッチフレーズは)『シン・どげんかせんといかん』にしてあります」

 2人は24日、最後のお願いに奔走しました。

 東国原氏:「全国が今、注目している、この宮崎県知事選です。皆さん、これを戦い抜きましょうよ」

 サプライズで応援に現れたのは、元妻の、かとうかず子さんでした。

 河野氏の応援に駆け付けたのは、名字も同じ、顔も似ていることから「兄弟」と冗談を交えて、河野知事を応援する河野太郎デジタル大臣です。

 河野デジタル大臣:「河野兄弟でございます。皆さんと一緒に、宮崎県を前に進めていく」

■東国原氏出馬に戸惑い「今さら?」

 東国原氏は12年ぶりに知事へと返り咲くことができるのか。

 東国原氏:「最後のチャンスを頂けるのか分かりませんけども。リスタート、再スタートですね」

 そもそも、現職の河野氏は、東国原氏から引き継ぐ形で知事になった人物です。

 河野氏:「東国原県政をしっかりと引き継ぎながら、しっかりとこれからの宮崎を築いて参りたい」

 今回の東国原氏の出馬の一報に戸惑いを隠せませんでした。

 河野氏:「一言で言うと『今さら?』という感じが非常に強いですね。東京都だとか、国会議員だとか。結局、政治家としてどこに軸をお持ちなのか。何がなさりたいのかというのが、非常によく分からない」

 2人はかつて、宮崎を盛り上げるために奔走していました。

 宮崎県・東国原知事(当時):「宮崎を、どげんかせんといかん」

 宮崎県知事となった東国原氏が新たに副知事に起用したのが、当時、総務部長を務めていた河野氏でした。

 東国原氏は在任中、自民党からラブコールを送られると、こんな発言もしていました。

 東国原知事(当時):「私が次期総裁候補として、次の選挙を自民党さんはお戦いになる覚悟があるのかというのをお伺いしました」

 自身の知名度を生かし、宮崎のPRに尽力。留守を任せられたのが、副知事だった河野氏です。

■知事退任後…国会議員になるが議員辞職

 そして、「河野さんなら安心して任せられる」として、東国原知事はわずか1期4年で退任。河野氏は引き継ぐ形で、県知事選で勝利。引き継ぐ際には、東国原氏と固い握手を交わしました。

 その後、東国原氏は都知事選に出馬。落選しますが、翌年には衆議院選挙に出馬し、比例当選。国会議員となりました。

 しかし、それも束の間…。

 日本維新の会・東国原衆院議員(当時):「離党届を出させて頂きました」「(Q.議員辞職もする?)はい、そのつもりでおります」

 当選の翌年には、政党との考え方の違いで離党。比例選出だったことを理由に、政党に議席を返すとして議員辞職しました。

■12年ぶり復帰ならず「資質・素養が足りなかった」

 今回、県民はどう判断するのでしょうか。

 25日に投開票が行われ、その結果は、現職の河野氏が得票数25万票以上を得て当選。4期目も務めることになります。

 一方、落選した東国原氏は、次のように話しました。

 東国原氏:「自分の資質・素養そういったものが、足りなかったということであります」「(Q.1期で辞めた批判は払拭できたか?)完全には払拭できなかったと思います」

(「グッド!モーニング」2022年12月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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