「マイナカード」で出来ること 「マイナ保険証」普及方法に疑問の声も|TBS NEWS DIG
マイナンバーカードで利用できること、利用できるサービスが徐々に増えています。12月23日に、交通系ICカードと連携で公共交通など住民割引を受けられることが閣議決定されました。「マイナ保険証」普及に向け、政府は2024年秋に従来の健康保険証の廃止を決めました。スタジオで詳しく見ていきます。
■広がる“マイナカード”活用 普及方法に疑問の声も
山形純菜キャスター:
マイナンバーカードで出来ること、利用できるサービスが徐々に増えています。12月23日に閣議決定されたのが、交通系ICカードと連携することで公共交通などで住民割引を受けられるということです。それから、健康保険証との一体化、2023年1月からはコンビニのセルフレジで年齢確認が必要な商品、お酒やたばこなどを購入することができるようになります。2023年5月からはAndroidのスマートフォンに機能搭載することもできるんです。2024年以降は運転免許証との一体化もされるということです。
健康保険証との一体化、「マイナ保険証」の普及に向け、政府は2024年秋に従来の健康保険証を廃止することを決めました。「マイナ保険証」対応の医療機関で従来の保険証を使った場合、窓口負担を一時的に引き上げる方針なんです。例えば3割負担の場合、初診や再診の時、「6円」負担が増えるということです。期間は2023年の4月~12月までです。
この方針についてSNS上では、
「従来の保険証使うと負担額が増えるってマジ??」
「マイナカードって任意なのに、なんで保険証の窓口負担を増やしてマイナ保険証を優遇するのよ」
「普及をさせたいのはわかるが、ここまでやられると抵抗感がある」と、批判の声も上がっています。
井上貴博キャスター:
いかにインセンティブを与えるかというやり方なんでしょうけど、マイナンバーカードに否定的な方からするとやはりアレルギーは相当強いんだろうなと思います。
山形キャスター:
現在のマイナンバーカードの申請件数は約8000万件。ただ、人口に対する申請件数率で見ていくと、6割強、63.7%です。政府の目標は「令和4年度末(2023年の3月)までに、ほぼ全国民に行き渡ることを目指す」ということです。
岸田総理は12月20日、「申請数が約8000万件に達しましたが、全ての国民への普及には道半ばです」と話しています。
では、マイナンバーカードの普及を増やすために国だけではなく自治体もいろいろ動いているということで、3コマで見ていきます。
■あの手この手で普及促進 「1万円分商品券」配布の自治体も
カード申請で最大2万円分付与される「マイナポイント」第2弾なんですが、2022年12月末までとされていたのが、2023年2月末まで延長されることになりました。こういった国の取り組みに加えて、自治体でも様々な取り組みが行われています。
まずは、マイナンバーカード交付率ランキングワースト3位(45.5%)の高知市。「マイナンバーカード商品券キャンペーン」というものが12月22日に始まりました。抽選で2万人に1万円分の商品券が配られるということなんです。これは高知市で使えるもので、応募期間は2023年の2月28日までとなっています。
他にも、対象者全員にもれなくプレゼントという自治体もあります。それが茨城・守谷市です。0~18歳の申請者に「子育て王国わくわくポイント」という守谷市で使えるデジタル通貨1万円分が付与されるということです。申請期間は2023年1月20日まで。国の2万円分のポイントと合わせると3万円分になるので、これはお得ですよね。
一方で、日本一の普及率の自治体についても見ていきましょう。宮崎・都城市では普及率が87.5%なんです。なぜ日本一なのか?取り組みとしてはインターネット申請などが難しい方向けに、データの入力や写真撮影を市の職員が手取り足取りサポート、「マイナちゃんカー」で自宅や企業へ出張し1人からでも利用可能なサービスを行ってくれるということなんです。この「マイナちゃんカー」は、車の後ろの部分を開けると水色の背景になっていて、ここですぐに写真撮影することができるということなんです。
さらに、こんな独自の活用法も行っています。
・「電子母子手帳」
家族で子どもの情報を共有することができる。
予防接種日の自動反映・リマインド
・避難所入所の受付をデジタル化
スムーズな避難活動につながる
・故人の“死亡申請”を一括作成
申請者の負担軽減
SNSでは「デジタルを進めるためにアナログな方法で周る。そこまでしないと無理なのか」という声も上がっています。
■人気アニメとコラボ SNSでは“ツッコミ”も
では、政府はどんな取り組みを行っているかというと、人気アニメ「SPY×FAMILY」とのコラボレーションもしています。
特設サイトでは、マイナンバーカードの申請方法や利便性、安全性をキャラクターたちが解説しています。河野デジタル大臣は「利便性・安全性について解説した動画を作成しました。多くの方に解説動画を見ていただく機会を増やしたい」と話…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20221223-6059074)
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