【ゼレンスキー大統領】アメリカを訪問 継続的支援訴える

【ゼレンスキー大統領】アメリカを訪問 継続的支援訴える

【ゼレンスキー大統領】アメリカを訪問 継続的支援訴える

ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアによる軍事侵攻後、初めてウクライナを離れアメリカを訪問しました。バイデン大統領との会談後には連邦議会で演説し、最大の後ろ盾であるアメリカの継続的な支援の必要性を訴えました。

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ゼレンスキー大統領は、アメリカに到着した様子を自身のSNSに投稿しました。ロシアによる侵攻以降、初めてとなる外国訪問です。投稿された写真には、ゼレンスキー大統領の背後にアメリカの政府専用機が写っていました。この投稿でゼレンスキー大統領は、「私はウクライナの抵抗力と防衛力を強化するため、一連の交渉を行う」と表明しました。

そして、バイデン大統領夫妻が待ち受けるホワイトハウスでは、バイデン大統領が肩に手を回して歓迎すると、ゼレンスキー大統領も応えるように背中に手を回しました。

ホワイトハウスの大統領執務室で行われた首脳会談では――

アメリカ バイデン大統領(日本時間22日午前4時過ぎ)
「ヨーロッパや日本などの同盟国とともに、あなたが必要とする財政的、人道的支援などを得られるようにするために、きょうは協議するつもりです」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「非常に重要なトピックがあり、すべて議論しましょう」

会談では、バイデン大統領が地対空ミサイル「パトリオット」の供与など、日本円で総額2400億円相当の新たな軍事支援を行うことを伝えました。

会談終了後の共同会見でも、両首脳は支援の意思と、それに対する感謝の言葉を語りました。

ゼレンスキー大統領が次に姿をみせたのは、アメリカの連邦議会です。議員らの総立ちの拍手に迎えられました。壇上に立ったあとも、1分以上鳴りやまない拍手に――

ウクライナ ゼレンスキー大統領(米・連邦議会、日本時間午前9時半過ぎ)
「もう十分です」

そして、訴えたのはウクライナの惨状でした。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「2日後に我々はクリスマスを祝うでしょう、キャンドルで。だけどそれはロマンチックだからではなく、電気がないからです」

その一方で、ウクライナが善戦していることも強調し、最大の後ろ盾であるアメリカの継続的な支援の必要性を訴えました。

20分以上行われた演説。終盤でゼレンスキー大統領が取り出したのはウクライナの国旗です。この国旗は、前日の20日にゼレンスキー大統領が激戦地であるウクライナのドネツク州バフムトに激励に行った際に、兵士から預かったものです。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「兵士らはこの旗を米国議会に持っていくよう私に頼みました。あなた方の決断で何百万人もの人々が救われるのです」

そして、こうも発言しました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「世界の心をつかむ闘いで、我々はロシアに勝利した」

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一方、ロシアのプーチン大統領は21日、ロシア軍の来年の課題を設定する会議で、アメリカまで届くICBM(=大陸間弾道ミサイル)を実戦配備することを明らかにしました。

ロシア プーチン大統領
「近いうちに大陸間弾道ミサイル『サルマト』が配備される」

ウクライナへの武器供与を続ける欧米側をけん制する狙いもあるとみられます。

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ウクライナは、来年2月にもロシアがキーウに再侵攻する可能性があると警戒しています。今後も国際社会に対して、支援を求める働きかけを強めていくとみられます。
(2022年12月22日放送「news every.」より)

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