中国・習主席 中央アジア5か国とのサミットで米念頭に「内政干渉に反対」
中国の習近平国家主席は25日、中央アジア5か国の首脳とのオンラインサミットを開き、アメリカを念頭に内政干渉に反対するという考えで一致したと国営メディアが伝えました。
中国国営の中央テレビによりますと、習近平国家主席は25日、カザフスタンやウズベキスタンなど、中央アジア5か国の首脳と国交樹立30年を記念するオンラインサミットを開きました。この中で習主席は、アメリカを念頭に「人権を口実に他国の内政に干渉することに断固反対する」と主張し、共同声明でもこの考えで一致したということです。また、習氏は、政府への抗議デモを武力で鎮圧したカザフスタンのトカエフ大統領の対応について、「断固支持する」としたうえで「できる限りの支援を行う」と強調しました。
5か国は、北京オリンピックの開会式への出席も表明しているということで、中国には「外交的ボイコット」への対抗に加え、周辺国との関係強化をアピールし、地域の安定と影響力を拡大させたい狙いがあるとみられます。(26日00:41)
コメントを書く