「電気だけでこんなに困る」停電3日目…雪を“生活水”に 週末再び大雪に警戒(2022年12月21日)

「電気だけでこんなに困る」停電3日目…雪を“生活水”に 週末再び大雪に警戒(2022年12月21日)

「電気だけでこんなに困る」停電3日目…雪を“生活水”に 週末再び大雪に警戒(2022年12月21日)

過酷な雪下ろし、そして物資の不足。大雪との闘いは、雪が降り止んだ後も続いています。

週末には寒波によって再び大雪が降る恐れがあり、一息入れる暇もありません。

男性:初めは優しくスタートしてもらわないと。いくら豪雪地帯でも。

備えを進めようにも、足りないものが…。

ひらせいホームセンター岩上店・唐見祐也店長:(Q.灯油販売所は閉まっている?)在庫がなく、販売できる状態じゃない。

もう3日も販売できていません。

唐見祐也店長:タンクローリーが遅れていた。高速道路も止まっていたので、新潟からの方から来られないということで。(Q.入荷のメドは?)午後4時という話。道路状況次第。

ところが、21日は届きませんでした。

唐見祐也店長:(Q.約束の4時を過ぎてますが?)道路状況が良くなくて(店に)入れないと。近くにはいたみたい。それでも全然入れないと。(Q.また雪が降ってきたら?)なかなか厳しいかな。きょうと同じことの繰り返しになる。申し訳ない気持ちでいっぱい。

長岡市の有料駐車場では、雪に囲まれた軽自動車の中にいた佐藤敏雄さん(75)が亡くなりました。

エンジンは止まった状態だったそうで、詳しい死因を調べています。

小千谷市では、横山正さん(85)の死亡が確認されました。

屋根の雪下ろしをしていたところ、落下したとみられます。

21日夕方、気象庁と国交省の担当者が同席し、22日以降の寒波襲来に向けて、こう呼び掛けました。

国交省担当者:大雪の場合は、不要不急の外出を控えて。強くお願いしたい。

電気が途絶え、もう3日目。山間の地域での停電は深刻です。

猪俣紀子さん(74):中に来ても、電気がきていないから暗いよ。これやっても出ません。水道が通っていない地域だから、井戸から電気で、ポンプで自宅に入る。どこのうちもお水が出ないの。

市から支給されたボトル3つは、飲み水として大切に使います。次、いつ支給されるか分からないからです。

猪俣紀子さん:洗い物のお水を確保するのに、雪をとかして。とにかく電気の時代だもんね。こんなに困っちゃう、電気だけで。

新潟だけではありません。

石川県輪島市でも、倒木で停電が続いています。

復旧作業員:(Q.この状況から復旧できますか?)分かりません。お住まいになっている人はもっと大変。何とかしたい。

その住人の1人、坂本春雄さん。週末への不安が拭えません。

坂本春雄さん:次に備えて頑張ってみると言ったって、年寄りばかりですから、どうしようもない。心の準備だけはして。サンタクロースが大雪を持って来るのか、幸せを持ってくるのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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