自由さを世界に発信?ゼレンスキー訪米の狙いは(2022年12月21日)

自由さを世界に発信?ゼレンスキー訪米の狙いは(2022年12月21日)

自由さを世界に発信?ゼレンスキー訪米の狙いは(2022年12月21日)

 ウクライナのゼレンスキー大統領が21日、ワシントンを訪問することが明らかになりました。侵攻開始後、初めてウクライナ国外に出ることになる今回の訪米の狙いはどこにあるのでしょうか。

 21日のワシントン訪問が決まったゼレンスキー大統領。その前日には、最前線であり激戦が続く東部ドネツク州の都市バフムトを電撃訪問。兵士たちを激励し、爆発音が響くなか国際社会からの支援を訴えていました。

 ゼレンスキー大統領:「敵は兵力を増強していて、状況は複雑です。我が兵士たちはより勇敢となり、より洗練された武器が必要なのです」

 一方、首都キーウでは、連日のドローン攻撃でエネルギー関連施設が破壊され、特に電力が不足。供給が需要の半分にも満たない状況が続いているといいます。この時期、日中でも気温が氷点下となるキーウでは市民生活に大きな影響が出ているのです。

 しかし、そんななかでも、市民は発電機の電力でクリスマスツリーを点灯。ロシアへの対抗心を示しました。

 キーウ市民:「停電が続いていますが、ロシアは我々のクリスマスを奪うことはできません」

 そして、ゼレンスキー大統領が兼ねてから支援を訴えていたのが都市の空を守る、防空システムです。

 ゼレンスキー大統領:「親愛なるパートナーにお伝えしたい。ウクライナに信頼できる防空システムの提供を検討して下さい」

 アメリカ政府の高官によると、ゼレンスキー大統領はまず、ホワイトハウスを訪問しバイデン大統領と会談。バイデン大統領は高性能の迎撃ミサイル「パトリオット」の供与を含む、20億ドル=約2600億円規模の軍事支援を伝える予定です。

 冬を迎えたウクライナの戦場。戦況は今、どうなっているのか、アメリカ訪問とウクライナへの新たな支援で戦局はどう変化するのか。そして、ロシアの狙いは。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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