年末に帰省“PCR検査”問い合わせ↑医療ひっ迫…医師訴え「街中の検査場を活用して」(2022年12月21日)

年末に帰省“PCR検査”問い合わせ↑医療ひっ迫…医師訴え「街中の検査場を活用して」(2022年12月21日)

年末に帰省“PCR検査”問い合わせ↑医療ひっ迫…医師訴え「街中の検査場を活用して」(2022年12月21日)

 20日、東京都では、新たに2万513人の新規感染者が確認されました。2万人を上回るのは、およそ4カ月ぶりです。

■行動制限ない年末年始 “駆け込み”PCR検査

 そんななか、都内に設置されたPCR検査場には、安心して年末年始を過ごすためでしょうか、多くの人が訪れていました。

 男性:「(Q.きょうは、どうしてこちらに?)年末年始、帰省するので。家族にうつさないようにというか、(コロナが)心配だったので、来ました。(陰性だったら)家族も安心してくれると思う」

 3年ぶりに行動制限がない年末年始は、多くの人の移動が予想されています。

■現場は“ひっ迫状態” 感染疑われる妊婦が…

 一方、都内で発熱外来を開くクリニックでは、ある問い合わせが増えています。

 いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:「感染の兆候がないが、帰省とかイベント、旅行などに備えて、抗原検査やPCR検査を希望という方は、今でも電話かかってきます」

 旅行や帰省などの目的で抗原検査の受検を求める問い合わせが増え、現場は逼迫(ひっぱく)状態になっているといいます。

 中には、感染が疑われる妊婦が、診療を受けられない事態も起こっています。

 患者:「いつも、かかりつけの妊婦検診を受けてる所も総合病院だったので。そこにまず電話したら、きょうは発熱外来やってなくて、薬は出せても検査は何もできない」

■医師「駅近くなどに特設された所で受けて」

 年末年始に帰省や旅行を計画している人には、街中の検査場などを活用してほしいと訴えます。

 伊藤院長:「つらい症状の方がたくさん診察を受けられなくて、困っているなかですから。帰省のためとか、旅行のための検査をやっている場合では全くない。帰省のための検査というのは、少なくとも医療機関ではない。駅の近くなどに特設された所で、ぜひ受けてほしいと思いますし。医療機関にこれ以上負荷を掛けることは、お控え頂きたい」

(「グッド!モーニング」2022年12月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事