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“終活年賀状”売り切れ続出 加速する「年賀状じまい」…一抹の寂しさ訴える声も(2022年12月20日)
年賀状離れが言われて久しいですが、近年では、年賀状を出すのをやめると宣言する「年賀状じまい」が広がっています。様変わりする年賀状の今を取材しました。
■やめるための“終活年賀状” 売り切れ続出
今年も残すところ、10日余り。かつては多くの人が、心を込めた新年のあいさつをしたためていた時期かもしれません。
しかし、時はうつろい、この文具店では、一風変わった年賀状が売り上げを伸ばしていました。
丸善 日本橋店・上野剛文具売場長:「こちらが“終活年賀状”でございます」
“終活年賀状”には、「私も師走の慌ただしさがこたえる年齢となってまいりました。本年をもちまして年賀状をご遠慮させていただこうと考えております」と書かれています。
こうした、年賀状をやめるための年賀状、すでに印刷されているという手軽さも相まってか、都内ではすでに売り切れとなっている店も相次いでいて、「年賀状じまい」の動きが加速しているとみられています。
上野文具売場長:「早めに、どんどんなくなっていく傾向です。高齢化やメールなど、お手紙以外のコミュニケーション方法、SNSとか増えていますので、需要があるのではないか」
■「やめます」連絡も…年賀状届きやめられず
ただ、街では、一抹の寂しさを訴える声も目立ちました。
50代:「もう、これで年賀状は出しませんという方も結構増えてきて。大変なんでしょうけれど。あー、そうなんだ、みたいな。少し寂しい気持ちもあったけど、それは受け入れます」
60代:「今年で終わろうかなと思って。出そうかなと思っていたんですけど。ある程度、年齢にもなったし、会社のつながりもなくなってきたので」
70代:「200枚書く。こっちの気持ちを相手に伝えて、相手が書いてきてくれるというのは、うれしいですよ」
もっとも、200枚書くという男性には、こんな事情もありました。
70代:「私も一回、『全部やめます』と連絡した。ところが、相手から来ちゃうんですよ。来ちゃったらね、返さないわけにはいかないでしょ」
(「グッド!モーニング」2022年12月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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