上級生の「シメ」いじめ実態は 高1生徒自殺 学校が会見(2022年12月15日)

上級生の「シメ」いじめ実態は 高1生徒自殺 学校が会見(2022年12月15日)

上級生の「シメ」いじめ実態は 高1生徒自殺 学校が会見(2022年12月15日)

 生徒自殺で緊急調査。上級生による「シメ」とは?

 熊本工業高校・柿下耕一校長:「当該部活動における保護者会において『シメ』が行われているのではないか?という発言がありました」

 名門・熊本工業高校で10月に1年生が自殺した問題で、学校側が調査、会見を行いました。保護者が指摘する「シメ」と呼ばれる行為。学校側は受け取る側が不快に思う「厳しい指導」。そして、暴言・暴力などを伴う「行き過ぎた指導」の2つと定義して、自殺した生徒が所属する部にアンケ-トを行ったそうです。

 熊本工業高校・柿下耕一校長:「『行き過ぎた指導』のなかでの暴言については、これはあまり、こういった言葉があったというのは信じがたいんですけど『死ね』『殺すぞ』」

 学校側によると、部員が先輩から「厳しい指導」を受けたと報告した事例が13件。「行き過ぎた指導」は41件あったそうです。学校側は、自殺した生徒に関する「いじめ」などの調査ではなく、あくまで所属していた部の実態把握としていますが…

 熊本工業高校・柿下耕一校長:「亡くなった生徒も先輩から指導を受けていたというのは職員からの聞き取りで分かっておりますので…」

 「死ね」「殺すぞ」という暴言があった時、亡くなった生徒がその現場にいた事も確認。暴力については確認できていないそうです。

 熊本工業高校・柿下耕一校長:「(Q.この数についてどう受け止めている?)もう非常に驚いて残念でなりません。それも、どこからも声が上がらなかったというのが…。生徒からも保護者からもですね」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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