“防衛費増額”自民議員の反対相次ぐ中 総理方針に理解も「平時から国防を税金で…」(2022年12月15日)

“防衛費増額”自民議員の反対相次ぐ中 総理方針に理解も「平時から国防を税金で…」(2022年12月15日)

“防衛費増額”自民議員の反対相次ぐ中 総理方針に理解も「平時から国防を税金で…」(2022年12月15日)

 防衛費の増額に向けた財源を巡って、自民党の税制調査会が14日、具体案を示した。15日にも議論を取りまとめる方針だが、自民党内からも批判や反対が相次いでいる。

■財源巡り…反対相次ぐ「拙速だ」

 自民党・三原じゅん子参院議員:「唐突ですよね。私たちがこういう思いでいるのに、国民の皆様が納得するんでしょうかっていうことを、やはり心配しますよね」

 自民党・柴山昌彦衆院議員:「年末のこの慌ただしいなかで、決定するのは、やはり拙速だろうと」

 口々に反対の声を上げる議員たち。さかのぼること1時間前、自民党本部の会議室に、続々となだれ込む議員たちの姿があった。

 「防衛費増額の財源」について、議論が交わされた。

■“具体的な数字”示されず「無理ある」

 冒頭、財務大臣と防衛大臣も出席するなか、自民党の税制調査会が始まった。

 浜田靖一防衛大臣:「きょうも一日、よろしくお願い致します」

 会議では、「法人税」や「たばこ税」「復興特別所得税」について、税率や期間など具体的な数字は示されなかった。

 これに対して、出席者から強い不満の声が上がった。

 自民党・牧原秀樹衆院議員:「いくらなんでも、この重要な増税につながるということを、一日で数字が入ってない〇年間とか〇%で決めるというのは、無理があるなと思います」

■“総理方針”理解示す議員も…

 また、岸田文雄総理大臣の政権運営にも、批判の声が上がった。

 自民党・高鳥修一衆院議員:「この状況で拙速で結論を出す。“聞かない力”を発揮して、きょう一任ということになれば、今後の政権運営に禍根を残すと。ちょっと強い言葉だけど、そこまで申し上げた」

 一方で、「増税」という総理の方針に、理解を示す議員もいる。

 自民党・猪口邦子参院議員:「私は(財源が)国債では、世界が本気の抑止力に、日本はコミットしてないから。ウクライナに対して世界が示したような、あの機運を(日本が)取り付けることができないと思う。今、平時ですよ。戦時国債というのはあるけど、平時から国防を税金で賄えなくて、どうしますか」

(「羽鳥慎一モーニングショー」2022年12月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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