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「インフルと同等と判断できない」新型コロナの分類見直しをめぐり 厚生労働省の専門家が見解提示|TBS NEWS DIG
新型コロナの分類の見直しをめぐり、厚生労働省の専門家組織のメンバーらが「季節性インフルエンザと同等だと判断できる条件を満たしていない」とする見解を公表しました。
新型コロナの分類をめぐり、厚生労働省はいわゆる「2類相当」とされている現在の位置付けから、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げも含めた見直しの議論を進めています。
厚労省できょう開かれた会合では、専門家による現在のコロナの感染力や病原性、ウイルスの変異などについての分析が報告されました。
その分析では、▼コロナは変異を繰り返す度に感染力が増し、ワクチンや感染による免疫の効果が弱くなっていることや、▼心臓など循環器系の合併症も報告されていることなどから、現在「5類」とされている季節性のインフルエンザと「同等のものだと判断できる条件を満たしていない」としています。
そのうえで、今でもコロナに関連した死者の数はインフルエンザと比べて多いとされていることなどから、インフルエンザと同じような感染症になるには「相当な時間を要する」と評価をしています。
また会合では、現在の感染状況について、全国の直近1週間の感染者の数は前の週と比べて1.2倍となっていて、北海道などを除く44の都府県で感染者の増加が続いているとのデータが示されました。
特に、病床の使用率がほぼ全ての地域で3割を上回っているうえに、救急患者の受け入れ先がすぐに決まらない事例も増えてきているとして、脇田座長は「年末年始における医療体制の確保に注意が必要」だと強調しました。
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