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北京で感染者徐々に増加 “ゼロコロナ”対策に不満の声
冬のオリンピック開幕まであと11日。開催地・北京では新型コロナ対策が一層厳しくなっていて、不満の声が上がっています。
次々に打ち上げられるロケット。河北省張家口市で21日、人工的に雪を降らせるために打ち上げられたものです。国営の中央テレビによりますと、あわせて55発が発射され、1センチの積雪を観測したということです。
週末には開幕式のリハーサルも行われ、着々と準備が進む北京オリンピック。大会組織委員会によると、今月4日から22日までに空港や選手村などバブル内での検査であわせて78人の感染を確認。うち1人は「選手・チーム関係者」だということです。
中国国内では、新規感染者は減少傾向にあり、西安では24日、先月23日から続いていたロックダウンが解除され、市民が外出できるようになりましたが・・・
記者
「北京市内のPCR検査会場の前なんですけれども、長い行列ができています」
開催地・北京では15日以降、感染者が徐々に増加。感染抑え込みのため、市は23日、過去14日以内に解熱剤など4種類の薬を購入した人に対し、「72時間以内にPCR検査を行わなければならない」と発表しました。
北京市民
「急に健康コードのアプリが使えなくなった。先日、歯の痛み止めを買ったので」
「対策は厳しいが、ワクチンや検査を受けているので対策には自信がある」
健康状態を証明するアプリやショートメッセージを通じて通知が来たといい、SNS上では「目薬を買っても通知が来た」「やり過ぎだ」といった声もあがっています。また、北京市南部の豊台区では、およそ200万人の区民全員を対象にPCR検査を開始し、さらに・・・
高校生の母親
「いま、夜中の3時です。さまざまな部門に問い合わせましたが、家に帰れない状態です」
河南省では、帰宅しようとした女子高校生が学校が高リスク地区に指定されたため自宅に入れさせてもらえず、雪の中、母親とともに外で一夜を過ごすという事態に陥りました。
オリンピックの開幕まであと11日。「ゼロコロナ」を目指す中国では、厳しい対策に市民の不満の声もあがっています。(24日17:04)
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