ポルトガルやレバノンで記録的豪雨 首都もいたる所で浸水被害(2022年12月9日)
ポルトガルを激しい雨が襲い首都・リスボンで浸水被害が相次いでいます。街の至る所で水没した車の中に取り残された人の救助活動が繰り広げられました。
水浸しの地下街…。その時、地上から一気に雨水が流れ込み、まるで波のように撮影者のもとへ。雨を避けるため地下にいたものの、傘を差している人も身の危険を感じ地上へ向かいます。
地上に出たものの道路は川の状態に。
ポルトガルの首都・リスボンを襲った豪雨。一気に増水したため多くの人が車の中に取り残され、各地で繰り広げられた救助活動。
古い街並みが続き、路面電車が狭い路地を通り抜けるリスボン。年間を通し温暖な気候が続く人気の観光地。その光景は一変。
扉を閉じても浸水。車が通り過ぎると波が起き、その度水が打ち寄せます。いったん扉を開けると道路から来る波で、水が流れ込んできます。
当時の風の動きを見ると、リスボンに湿った空気が流れ込み続けていて、24時間で総雨量が80ミリ以上を観測。この地方では記録的な豪雨が襲ったのです。
車をバックさせてるように見えますが、実は運転席には誰もいないのにもかかわらず水に流されていたのです。
大通りには水に浸かって動けなくなった多くの車が。
地中海に面する中東レバノンも大雨が襲います。この時期レバノンは雨季にあたり11月、12月は多くの雨をもたらすことも。
では、なぜこれほど町が浸水したのでしょうか。
それはおよそ2年前に起きたある出来事…。
レバノンの首都・ベイルートで起きた大爆発。町は一瞬で廃墟に。死者は200人以上。被害額は5000億円ともいわれレバノンの財政状況は悪化。
海外メディアによると、経済危機により雨水を排水するインフラを維持することができなくなっていると指摘しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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