列島各地でイルミネーション 冬に咲く“さくら”神秘的光景「アイスバブル」(2022年12月9日)

列島各地でイルミネーション 冬に咲く“さくら”神秘的光景「アイスバブル」(2022年12月9日)

列島各地でイルミネーション 冬に咲く“さくら”神秘的光景「アイスバブル」(2022年12月9日)

 師走に入って冬本番を迎えるなか、各地でイルミネーションやライトアップが続々と始まっています。新型コロナの影響で見送りとなっていた東京・渋谷のイルミネーションも3年ぶりに復活しました。

 最低気温5.0℃を観測した東京…。渋谷の冬を彩るイルミネーションが帰ってきました。イタリア南部・カプリ島の名所「青の洞窟」をイメージしたイルミネーションです。2020年から新型コロナの影響で中止していましたが、今年、復活です。装飾されているLEDライトはおよそ60万球…。渋谷公園通りから代々木公園のケヤキ並木までのおよそ900メートルが幻想的な雰囲気に包まれます。点灯時間は午後5時から10時まで…。政府による節電要請の発表を受け従来より短い、今月25日まで実施します。

 大阪から訪れた人:「本当にすごくきれいで、3年ぶりの開催を聞いていたのでとても楽しく見ています」

 師走に入り、各地でイルミネーションやライトアップが続々と始まっています。

 東京・足立区にある元渕江公園…。こちらも3年ぶりのイルミネーションです。周辺の竹ノ塚駅なども含め、およそ80万球のLEDライトを使用しています。さらに、園内の生物園では幻想的な光景を見ることができます。それが…ホタルです。まさに、“自然のイルミネーション”です。

 埼玉県にある森林公園…。およそ55万球のイルミネーションやライトアップが9日から開催されます。

 街中のイルミネーションとは一味違った、自然に囲まれた森林公園ならではの幻想的な世界を堪能できます。

 さらに…青森県屈指の桜の名所、弘前公園では、神秘的な光景が広がっています。降る雪がまるで桜の花びらのようです。そしてお堀の水面には満開の桜のトンネルが映し出されています。冬ではありますが、春のような暖かな光景です。まさに“冬に咲く桜”…。桜の枝に降り積もった雪が花が咲いているかのように冬の夜を幻想的な世界へと変えます。外堀にはおよそ600メートルにわたり、ライト140台を設置…。ピンク色だけではなく緑やオレンジ、青、白と合わせて5色の光の演出で弘前市の四季を表現しています。

 訪れた人:「桜色になるところが枝垂桜みたいな感じになったり雰囲気的に合っている」

 一方、本格的な冬に突入する前の北海道では、今、この時期にしか見られない絶景がありました。広大な雪原のように見えますが、実はここ、湖の上なんです。足寄町にある湖「オンネトー」。連日、氷点下の冷え込みで湖は氷結。その上に雪が積もっています。すると…。

 映像作家・川村伸司さん:「アイスバブルです」

 北海道の自然を撮影するカメラマンが発見したのは「アイスバブル」と呼ばれる現象。

 映像作家・川村伸司さん:「メタンガスが地中から発生して氷の層に閉じ込められる自然現象。それを見ていると『地球は生きている』と」

 「地球は生きている」そう感じたのがこの光景です。

 映像作家・川村伸司さん:「視点をずらしても立体的に見える、小さいのがいっぱいあると。抽象的ですけどバランスがある。撮る側も夢中になれる」

 8日、積雪量日本一となった青森の豪雪地帯「酸ケ湯」…。温泉宿は朝から除雪作業に追われていました。酸ケ湯の雪は、8日より38センチ積もり朝8時の積雪量は137センチに。依然、今シーズン全国トップです。

 「都心の紅葉」もラストスパートです。

 江戸時代の大名屋敷の名残を今に伝える毛利庭園。

 池を中心に桜やイチョウといった木々が配置され、秋には紅葉が楽しめるスポットです。

 訪れた人:「めっちゃきれいです。こんなにきれいだとは思わなかった」

 千葉から訪れた人:「まだ12月にあるんだと思って。最後見られて良かった。特に都心のど真ん中で見られるのはすごく良い経験だなと思う」

 さらに穴場すぎるスポットが同じ港区にありました。

 訪れた人:「今年はなかなか色がさえてる。当たり!」

 赤や黄色のグラデーションが美しく、見頃を迎えたのは港区にある「自然教育園」です。

 たまたま立ち寄ったというフランス人観光客もいました。

 フランスからの観光客:「東京のなかに自然があって良い。日本の秋はとてもすてきです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事