実は“万能食材”?簡単!「干物」アレンジレシピ【あらいーな】(2022年1月24日)
#新井恵理那 #あらいーな #干物
ちまたで話題の“ちょっといーな”情報を紹介する「新井恵理那のあら、いーな!」。
24日のテーマは「簡単!干物アレンジレシピ」です。
日本の朝食の定番「干物」。実は、“万能な食材”だということを知っていましたか?
今回は、「ただ焼くだけじゃもったいない!」簡単!干物アレンジレシピを紹介します。
今回教えてくれるのは、干物のスペシャリスト・うすいはなこさんです。
日本料理店で9年修行し、干物愛に目覚め、本まで出版。“料理本のアカデミー賞”といわれる「グルマン世界料理本大賞」でグランプリを獲った人なのです。
干物って、焼いて食べるイメージしかありませんが・・・。
「干物って、完全な塩加減ができている“完璧な食材”」だといううすいさんに、オススメの干物アレンジレシピを教えてもらいます。
■イワシの干物で「炊き込みご飯」
1品目は、イワシのみりん干しを使って、「炊き込みご飯」です。
材料は、イワシのみりん干し、白米、青ネギ、酒、たったのこれだけ。本当にこれで、おいしく作れるのでしょうか・・・?
米の量は、干物1枚に対して2合ぐらいがちょうど良いそう。そこに酒、そして水は普通の米を炊く場合と同じ量を入れます。
あとは、その上に、イワシのみりん干しをのせるだけです。
炊き込みご飯というと、醤油を入れたり、みりんを入れたり・・・ですが、「干物の中に醤油もみりんも入っている」「みりん干しを使えば、だしにもなるので、(他に)何も要らない」のだといいます。
炊飯器のスイッチを入れて、待っている間に、「カマスのお吸い物」を作ります。
材料は、カマスの干物、酒、醤油、三つ葉、昆布。これも、かなり少ないですが、まずカマスを2つに切り、皮目に焦げ目が付く程度焼きます。
そこに酒と水、昆布を加えて、ひと煮立ちさせたら、あとは昆布を取り出し、醤油で味を整えるだけで、あっという間にお吸い物の出来上がりです。
米も炊けて、炊飯器を開けると、食欲をそそるすごく良い香りがします!
あとは、大きい骨を取り除きつつ、粗くほぐせば、干物をアレンジして、本格的な炊き込みご飯とお吸い物が完成しました。
味は、調味料を入れてない分、味が薄い気もしますが、むしろ濃い!米をかむたびに、ジュワジュワっと、イワシの味があふれ出てきます。
お吸い物も、カマスの良いだしが出ています。炊き込みご飯とお吸い物で、満足感たっぷりです!
■ホッケの干物で「クリーム煮」
2品目は、干物を洋風アレンジ!ホッケを使って「クリーム煮」を作ります。
材料は、ホッケの干物に牛乳、バター、小麦粉など。ポイントは、ホッケと相性抜群のジャガイモを入れることです。
まず、頭と尻尾を落としたホッケを6等分に切り、油を薄く敷いたフライパンで皮目から焼いていきます。
クリーム煮ということで、魚臭くならないか心配ですが、「干物って干す時に、臭みが全部、外に出るように干す。臭みって、全然ない」のだといいます。
皮目にこんがり焼き色が付いたら、その横でたっぷりのバターを使い、タマネギをしんなりするまで炒めます。
そこに、マッシュルームと小麦粉をかけたら、満遍なく行きわたるように混ぜ合わせ、仕上げに牛乳を加えます。
本来は、ブイヨンであったり、コクを出すために生クリームを使いますが、コクもうまみも全部、干物から出るので、必要ないそうです。
最後にホッケと相性の良いジャガイモを入れて、4分ほど煮れば、ホッケの干物を使った、クリーム煮が完成です!
味は、ホッケのふっくらとした身と、クリームの相性抜群です。口に入れた途端、トロっとした口当たりで、その後、ホッケのホクホク、ホロホロした食感に変わります。
干物から出た味わいとかうまみが全部、牛乳に溶け込んで、その牛乳自体がすごくコクが深い味になるのだといいます。
干物は、本当に“万能食材”ですね!
(「グッド!モーニング」2022年1月24日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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