ニワトリが寒さで“大食い”に…「身を守るため」エサ代高騰で養鶏場悲鳴 産卵に影響【もっと知りたい!】(2022年12月7日)
全国的に厳しい寒さになっています。この寒さで意外な影響が出ているのは、茨城県小美玉市の養鶏場です。
■コストは半分以上…“エサ代”が占める
厳しい寒さのなか、鶏舎では20万羽のニワトリが餌(えさ)をついばんでいました。
実は、寒さと餌の量は、大いに関係があるのです。
ホウトク農場・豊村三弘専務:「ニワトリ自体は、比較的寒さには強いんですが。やはり、この寒さから身を守るために、餌を食べる量が増える」
しっかり食べないと卵を産まないため、餌を減らすことはできません。それが、経営を圧迫しているといいます。
豊村専務:「養鶏場のコストは半分以上、餌代が占めていて、(餌の量が増えると)それだけ負担増になる」
寒くなると、暖かい時と比べて、餌の消費量が1割増えるといい、その量は一日におよそ36トンにもなります。
■ブルーシートで費用かけず…“寒さ対策”
その餌が近年、高騰し続けているのです。
豊村専務:「値段で言うと、おととしの今ごろと比べると、倍近く上がっております。これまで記憶ではないくらいまで上がってますね。餌代以外にも、段ボールやパックといった資材、あとは物流費、人件費、光熱費も。すべてのものが値上がりしてます。そこでさらに気温が下がって、餌代もさらに消費されるとなると非常に厳しい」
養鶏場では、ブルーシートを設置して、外気が入り込むのを防ぐなど、できるだけ費用をかけずに寒さ対策をしているといいます。
(「グッド!モーニング」2022年12月7日放送分より)
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