【機内で“マスク拒否”男】執行猶予付きの有罪判決 「中世の魔女狩り裁判だ」
飛行機内でマスク着用の指示に従わず、運航を止めた罪などに問われている男の裁判で、大阪地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
元大学職員の奥野淳也被告は2020年、釧路空港から関西空港に向かうピーチの機内で、マスクの着用を求めた客室乗務員の腕をひねりあげてケガをさせたり、飛行機を緊急着陸させたりした罪などに問われています。
これまでの裁判で検察側は、「マスク不着用の名を借りて各地で乱暴を働いた」などと指摘し、懲役4年を求刑。一方、弁護側は「暴力の事実はない」などと無罪を主張していました。
14日の判決で大阪地裁は、「自らの考えを押し通すため犯行に及んだ」と指摘。一方で、「客室乗務員の供述は信用できず、暴行の程度は低い」などとして、奥野被告に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
閉廷後、奥野被告は「中世の魔女狩り裁判だ」などと法廷内で叫び、憤りをあらわにしました。
(2022年12月14日放送「news every.」より)
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