“旅行割”除外の東京都民 「何で」怒りの声・・・GW“10連休”どう過ごす?(2022年4月12日)

“旅行割”除外の東京都民 「何で」怒りの声・・・GW“10連休”どう過ごす?(2022年4月12日)

“旅行割”除外の東京都民 「何で」怒りの声・・・GW“10連休”どう過ごす?(2022年4月12日)

 コロナの感染者が高止まりし、旅行の「県民割」の恩恵が受けられない東京都民。最大10連休のゴールデンウィークをどう過ごすのか。街からは、様々な声が聞かれました。

■“旅行割引”除外・・・都民「何で?」

 東京都民:「『何で、ないんだろう?』って。東京都のほうが人口も多いんだから、もっと色々やってくれれば皆、動けるのかなとも思う」「他の県があって、自分たち(東京)がないのは『ちょっとな・・・』と、ニュースを見て思いました」

 都民から怒りの声が聞こえてきたのは、都道府県が行う地元限定の旅行割引支援策「県民割」についてです。

 関東ブロックでは、群馬、茨城、埼玉、千葉、山梨、神奈川の6県の在住者で、3回目のワクチン接種を済ませた人などは、ブロック内の県への旅行でも、1人1泊あたり最大7000円の割引を受けることができます。

 栃木県・福田富一知事:「県民1家族1旅行について、割引キャンペーンを再開し、販売及び利用期間は4月28日までとします」

 11日から、栃木県も県民割を再開。これで関東ブロックでは、東京都だけが何も割引がない状態となりました。

 東京都民:「気持ちとしては『東京都だけ何で?』みたいなのはありますけど・・・」「東京都がないのは、さみしいですけど。しょうがないのかなっていう気がします」

■政府 GWへの適用は「慎重に検討」

 政府は、都道府県の要請を踏まえ、県民割の対象期間を来月末まで延長する方針ですが、人出が増えるゴールデンウィーク中に割引を適用するかは、慎重に検討するとしています。

 観光庁によると、県民割の予算は3000億円。「GoToトラベル」の予算で残っている1兆円から捻出されます。仮に、この3000億円が無くなれば、都民は恩恵に預かることなく、取り組みが終わる可能性もあるのです。

 今年のゴールデンウィークは、最大10連休にもなる“超大型連休”。都民は、どのような過ごし方を考えているのでしょうか?

 東京都民:「正直、旅行に行きたい、遊びに行きたいという気持ちもあるんですが、家での過ごし方を今から考えたい」「静かに家で、家の庭の花見たり、太陽見たり、雲見たり・・・」

■コロナ禍の飲食店・・・都民に来店期待

 そんななか、県境を越えずに「都内で楽しめるイベント」を開催する動きもあります。

 I LOVE 下北沢・赤坂天羽さん:「下北沢の町全体で、お酒とチーズと激辛料理をいっぺんに楽しんでもらうイベントを企画してます」

 下北沢で21日からゴールデンウィーク最終日まで行われるイベントには、57の店舗が参加。街を挙げての盛り上げを目指しています。

 イベントで提供される激辛料理を試食させてもらいました。

 新型コロナの影響で苦しむ飲食店からは、多くの都民の来店を期待する声が上がっています。

 I LOVE 下北沢・赤坂天羽さん:「(コロナ)前は、イベントやっていたのにできなくなったので、『やっと開催してくれるんですね』と、うれしい声を頂いております。ぜひ、都民の方に足を運んでもらいたいです」

■キャンピングカー人気「3月中に9割予約」

 一方、割引が無くても旅行を楽しみたいという都民から問い合わせが殺到しているのが、「キャンピングカー」です。

 ヨセミテ・大原和男さん:「ゴールデンウィークに関しては、3月中旬にほぼ90%、9割予約が入りまして、びっくりしている状況ですね」

 例年にはないペースで埋まっているというキャンピングカーの予約。新型コロナの感染者数が高止まりするなか、公共交通機関を避けて楽しめるという利点から、都民を中心に予約する人が多いといいます。

 ヨセミテ・大原和男さん:「良い空気もあるし、山もあるし、海もある。そういう所に行けば当然、人も少ないですから。感染を恐れないで、旅ができると思います」

(「グッド!モーニング」2022年4月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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