「悔しいけれどありがとうございます、というしかない」吉田麻也(2022年12月6日)

「悔しいけれどありがとうございます、というしかない」吉田麻也(2022年12月6日)

「悔しいけれどありがとうございます、というしかない」吉田麻也(2022年12月6日)

FIFAワールドカップ2022、決勝トーナメント。日本はPK戦の末、クロアチアに敗れました。ベスト8進出とはなりませんでしたが、初の2大会連続の決勝トーナメント進出という新たな歴史を作りました。
試合終了後、日本代表の吉田麻也選手のコメントです。

Q:W杯を終えどのような気持ちか
吉田:悔しいですね。

Q:今日の試合の手ごたえは
吉田:スペイン、ドイツとは違って、圧倒的に支配されるっていう形ではなくて、自分たちが保持する時間、自分たちが主導権を握る時間も作れていたなかで、先制点を取れるまでは非常に良くて、ただ、クロアチアもすごくタフなチームだし、粘り強く戦ってくるチームっていうことは分かっていたので、1-0のままでは足りないだろうっていうのはハーフタイムで話していましたし、そこで失点してからよく我慢したとは思いますけど、やっぱりもう一個決定的なところは欠けていたと思うし。
でも、いずれはね、こういうふうに強いチームに対してボールを保持できるような選手が揃ってるし、そこをもっともっと出していって、ただベタ引きして守るだけのサッカーじゃなくて自分たちが主導権を握るサッカーができるようになっていけば、もっともっと可能性は出てくるんじゃないかなと思います。

Q:吉田にとってこの4年間はどのようなものだったか
吉田:ベルギーに負けた後に、そっから毎試合毎試合、どうやったらこのベスト16の壁を破れるかを考えて取り組んできましたし、いろんなものを自己投資して、年齢的にも身体のメンテナンスにもいろんなものをしなきゃいけないし、いろんなものに自制しなきゃいけないし、つらいこともたくさん、まあ選手なんでねつらい時の方が正直多いですし、それでもこのベスト16の壁を破るための布石だと自分に言い聞かせてやってきたんですけど、結果が出なくて悔しいです。

Q:ベスト8にいけるチームとの違いは何か
吉田:僕は個人的には、このベスト16までは、正直運があったり、まぐれと言ったらあれですけど、運があればいける可能性はあると思ってるんですけど、このベスト8に上がるには、やっぱり本当に力があるチームじゃないといけないと思ってるんで、やっぱりそこの力のところをもっとつけなきゃいけないし、確実にそこのところは身についてきてると思うんですけど、もっともっとそこを積み上げていくしかないのかなと思います。

Q:応援している方々へ、キャプテンとしてメッセージ
吉田:もう感謝しかないですね。日本で夜遅くに応援してくれた皆さん、前回も朝早くに眠いなか応援してくれた皆さん、そして世界中でテレビを通して応援してくれた皆さん、現地の皆さん、皆に僕も沢山連絡、個人的に連絡もらって、いつもは「次も頑張ります」と言ってきたんですけど、今回はすべての返信に「頑張りましょう」と言ってきました。みんなで一緒に戦いたいなと思って、そういう返信をしてきたんで、みんなも悔しいと思うし、僕もすごく悔しいですけど、「ありがとうございます」と言うしかないですね。

Q:お疲れ様でした。
吉田:ありがとうございます。
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