【園児虐待】保育士3人の素顔 “宙づり”容疑者は優しいお母さん!?(2022年12月5日)

【園児虐待】保育士3人の素顔 “宙づり”容疑者は優しいお母さん!?(2022年12月5日)

【園児虐待】保育士3人の素顔 “宙づり”容疑者は優しいお母さん!?(2022年12月5日)

 静岡県裾野市の保育園で園児を宙づりにするなど虐待を繰り返していた事件で逮捕された保育士の女。一体、どのような人物なのでしょうか。容疑者の素顔を取材しました。

 逮捕された保育士のなかには子育て中の母親もいるといいます。保護者の気持ちも理解できたのではないでしょうか。

 裾野市の「さくら保育園」で保育士として1歳児クラスを担当していた小松香織容疑者(38)、三浦沙知容疑者(30)、服部理江容疑者(39)。園児に対して暴行を加えた疑いで5日、送検されました。

 捜査関係者によりますと、3人は容疑をおおむね認めているといいます。

 小松香織容疑者は男の子を宙づりにした疑いが持たれています。近所の人によりますと、小学生くらいの子どもがいて「優しいお母さん」という雰囲気だったといいます。

 小松容疑者の近所の人:「(Q.会った時はあいさつする?)します」「(Q.どんな感じで?)普通に明るいですよ」

 三浦沙知容疑者は女の子の顔を押して暴行を加えた疑いがあります。

 三浦容疑者の近所の人:「ほとんど近所付き合いがない。ニコニコしている感じでもないから本当に最低限のあいさつだけ」

 近所の人によりますと、よくバーベキューをしていたといいます。

 男の子の頭部を殴打した疑いが持たれている服部理江容疑者。近所の人は夫と子ども3人の5人家族だと話します。

 服部容疑者の近所の人:「毎朝、子どもを見送ったりしていた。そんなこと(事件は)想像も付かない」

 先月29日の保護者説明会で明らかになった問題行動。就寝中の園児に対して「ご臨終です」と言った、給食を食べない園児に対しほおをつねった、園児の前で刃物を出したなど15にも及びました。

 そして、この事件では保育園としての対応も問題視されています。

 一時保育を利用した母親:「先生がもし口止めというか一丸となっていたということであれば裏切られた気持ちがあるのでショックだなと思いつつも、お世話になっているのでまだ半信半疑というか」

 5日、裾野市は櫻井利彦園長を犯人隠避の疑いで刑事告発しました。

 裾野市・村田悠市長:「保育士に対し誓約書を書かせるなど意図的に隠蔽を図ろうとした園長の対応も悪質です」

 園長が職員に書かせていたという誓約書。業務中に知り得た園の機密事項を漏洩(ろうえい)しないなどと櫻井園長に誓約するものです。

 その櫻井園長について聞かれたのは園長としてではなく、意外な姿でした。

 保護者:「送り迎えしていると園長先生もずっと耕運機に乗っているので、耕運機に乗っていて何が見えていたのかなと思う。ずっと畑仕事をしていて何が保育園の園長としてやりたかったのか分からない」

 保育園の園長が耕運機で畑仕事とは、どういうことでしょうか。

 近所の人などによりますと、さくら保育園は40年ほど前に農家だった父が作ったもので、10年ほど前に今の園長である息子が継いで園長になったといいます。

 しかし、近所の人は園長の姿より農作業をしている姿が多く見掛けられたと話します。

 近所の人:「(Q.畑やっている姿は見た?)やっている、ほとんどやっている。1年中。園長先生に見えない」「(Q.平日も畑仕事を?)やっている」

 さくら保育園は休園中で、裾野市は171人の園児について市内の他の施設で受け入れる態勢がおおむね整ったとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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