【モミジ無断伐採】京都・建仁寺で “ミシュラン2つ星”日本料理店が謝罪

【モミジ無断伐採】京都・建仁寺で “ミシュラン2つ星”日本料理店が謝罪

【モミジ無断伐採】京都・建仁寺で “ミシュラン2つ星”日本料理店が謝罪

京都市の建仁寺で、見ごろを迎えたモミジの枝が無断で伐採されました。2人組の男がはさみのような物で切り落とす様子を防犯カメラが捉えていました。実はこの2人組の男は、ミシュラン2つ星の日本料理店の従業員でした。なぜ、モミジをとったのでしょうか。

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京都・祇園の建仁寺は、紅葉の観光名所として知られています。見ごろを迎え赤く色づくモミジですが、11月30日午後に見てみると、枝にははさみで切り取られたような跡が残っていました。

18日午後10時半ごろ、建仁寺の駐車場の脇にあるモミジが無断で伐採されました。防犯カメラには寺の駐車場に2人組がやって来て、フェンスによじ登った後、はさみのようなものでモミジの枝を切り落とす姿が映っていました。

建仁寺では、この数日前の日中にも境内でモミジを切ろうとする男性を見つけ、注意していたということです。

30日午後、寺の担当者に話を聞きました。寺によると、2人が持っていた袋の中には合計5本のモミジの枝が入っていたということです。袋の中のモミジを見ると…

建仁寺 浅野俊道内務部長
「大きいよ。これ」

――結構、ゴッソリとってますね?

建仁寺 浅野俊道内務部長
「40センチほどあると思うんですよね」

建仁寺 浅野俊道内務部長
「本当に、ただただ悲しい思いがいっぱいあります。この境内にある植栽というのも全て苦しんでいる人・悩んでいる人の心の癒やしになるものなんですね。それを傷つけられたという、非常に身を切られる思いです」

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なぜ、モミジをとったのでしょうか。2人は寺の近くにある日本料理店の従業員でした。店は10月に発売された最新のミシュランガイドで「2つ星」に選ばれていて、料理の飾り付けに使うためモミジをとったということです。

専門業者「五色.com」によると、紅葉は40センチほどの枝1本が1000円以上の値で取引されているということです。

30日午後、従業員が無断でモミジを伐採した日本料理店の店主が取材に応じ、「今回やったことは、とても許されることではないし、京都の奥深い文化の中で商売させてもらっている以上、絶対やってはいけないことなので、深く反省と謝罪の気持ちでいっぱいです」「きちっと(従業員を)指導できなかった僕の責任であると思う。お店として謝罪して、今後、従業員にも指導徹底していきたい」と話しました。

建仁寺は警察に被害届を提出しました。

建仁寺 浅野俊道内務部長
「こういった被害にあうところは建仁寺だけじゃないと思うのです。他の神社仏閣も非常に困っておられることと思うんです。“美しかったら人の物をとっていい”ということにはなりませんので、非常に悪質と思います」

今回の件について、警察は被害届を受理し対応しているということです。
(2022年11月30日放送「news zero」より)

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