【怒り】寺の「モミジ」を伐採 “ミシュラン2つ星店”従業員が無断で…

【怒り】寺の「モミジ」を伐採 “ミシュラン2つ星店”従業員が無断で…

【怒り】寺の「モミジ」を伐採 “ミシュラン2つ星店”従業員が無断で…

京都・祇園の歴史ある寺「建仁寺」で、モミジの枝が伐採される被害がありました。採っていたのは、ミシュランガイドで2つ星に選ばれた日本料理店の従業員だったことが分かり、店側は謝罪しています。

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鎌倉時代に建てられた京都・祇園の建仁寺(けんにんじ)。紅葉が見頃を迎え、訪れた人の目を楽しませてくれています。

しかし、そのモミジが、木の周りを囲ったフェンスをよじ登った男2人によって、枝が切り落とされたといいます。枝が切られたのは駐車場脇にある「イロハモミジ」です。

寺によると、今月18日午後10時半ごろに切られ、駐車場にいた男性2人が持っていた袋の中には、合計5本のモミジの枝が入っていたということです。

当時の防犯カメラの映像には、駐車場にやってきた2人の様子が映っていました。フェンスによじ登ると、はさみのようなもので枝を切り落としていました。

この寺では、数日前の日中にも境内でモミジを切ろうとする男性を僧侶が見つけ、注意していたといいます。

建仁寺 浅野俊道内務部長
「大きいよ、これ」

――結構ごっそりとってますね?

建仁寺 浅野俊道内務部長
「40センチほどあると思うんですね。本当にただただ悲しい思いがいっぱいあります。この境内にある植栽は、すべて苦しんでいる人、悩んでいる人の心の癒やしになるものなんですね。それを傷つけられたという、非常に身を切られる思いです」

そのモミジの枝を切ったのは、寺の近くにある「日本料理店の従業員」でした。10月に発売された最新のミシュランガイドで2つ星に選ばれていたという店で、モミジは料理の飾りに使うつもりだったということです。

専門の業者によると、約40センチの枝1本が1000円以上で取引されているといいます。(※「五色.com」より)

従業員が無断でモミジを伐採した日本料理店の店主
「今回やったことはとても許されることではないし、京都の奥深い文化の中で商売させてもらっている以上、絶対やってはいけないことなので、深く反省と謝罪の気持ちでいっぱいです。きちっと(従業員を)指導できなかった僕の責任であると思う。お店として謝罪して今後、従業員にも指導徹底していきたい」

寺は警察に被害届を提出しました。

建仁寺 浅野俊道内務部長
「こういった被害にあうところは建仁寺だけじゃないと思う。ほかの神社仏閣も非常に困っておられることと思う。美しかったら人の物をとっていいということにはなりませんので。非常に悪質と思う」

今回の件について、警察は被害届を受理し対応しているということです。
(2022年11月30日放送「news every.」より)

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