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【38年ぶり噴火】噴き出す溶岩 ハワイ火山で新たな亀裂 州知事が非常事態を宣言(2022年11月30日)
38年ぶりに噴火したハワイ島のマウナロア火山で4番目とみられる“新たな亀裂”が確認されました。ハワイ州の知事は非常事態を宣言し、住民に警戒を促しています。
大地の裂け目から湧き出す溶岩。オレンジ色の輝きを放ち、その温度はおよそ1000℃。噴火の高さは60メートルにまで達することも。
世界最大の活火山であるマウナロア火山。山肌に沿うように亀裂は確認され、流れ出た溶岩は長いものだと10キロにも及んでいます。
夜になると空は赤く染まり…。現在、町に溶岩は迫っていませんが麓からも噴煙などが見え、心配そうに事態を見守る住民たちの姿が…。
ハワイ火山観測所・主任科学者:「昨夜になって小さい亀裂ができた。第4の亀裂だ」
“新たな亀裂”も発生。27日に噴火したハワイ島のマウナロア火山。
その後も収まらず、29日、新たに2本の溶岩流が確認されました。
ハワイ州知事は非常事態を宣言。これにより必要に応じ住民を強制的に避難させることができます。
ヘリで実際に現場上空から見ると、コックピットから見える吹き出す溶岩。複数の亀裂があり溶岩とともにガスも噴出。流れ出した溶岩が山頂付近、一面に広がってるように見えます。
場所はハワイ諸島ホノルルから飛行機で40分程度。島の中央部にあるマウナロア火山。居住エリアからは少なくとも20キロ離れています。
固定カメラの映像を早回しで見ると、大量の噴煙が上がっている様子が見てとれます。
また、溶岩が噴き出してないような場所でも特殊なカメラで見ると、地下には溶岩が流れているのが浮かび上がり、さらに熱源だけ追うと猛烈な熱を放っていることが確認できます。
ハワイ火山観測所・主任科学者:「繰り返しますが噴火はまだ初期の段階で不安定な状況だ」
噴火場所には近付けず、噴き出すガスの量を測定できない状況だといいます。
世界各地で起きている噴火活動。
ロシア・カムチャツカ半島の火山も噴火。火山灰による航空機への影響も懸念されています。
アメリカ南部に位置するアラバマ州では、大気が不安定な状態に。
走行中、空の異変に気付いたドライバー。竜巻とも見られる灰色の漏斗状の雲を確認。
同じアラバマ州では猛烈な風が襲い、いすやテーブルが飛ばされていきます。竜巻が襲ったと見られ、撮影した女性によると、彼女が働く別のビルからもがれきが飛んできたといいます。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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