「四季を詰め込むのはDNAとして…」ミシュラン店従業員が無断モミジ伐採で店主取材(2022年11月30日)

「四季を詰め込むのはDNAとして…」ミシュラン店従業員が無断モミジ伐採で店主取材(2022年11月30日)

「四季を詰め込むのはDNAとして…」ミシュラン店従業員が無断モミジ伐採で店主取材(2022年11月30日)

紅葉の名所として知られる京都の「建仁寺」で、境内にあるモミジの木の枝が無断で伐採されました。伐採したのはミシュラン2つ星の料理店の従業員でした。

 11月18日午後10時半ごろに撮影された防犯カメラ映像。ひとけのない夜の駐車場に現れた2人組の男性。迷うことなく1本のモミジの木へと向かいます。木によじ登り、懐中電灯で照らしながら枝をたぐり寄せると、枝が地面に落ちました。切り落としたのでしょうか。

 現場となったのは京都最古の禅寺・建仁寺。憤りを隠せません。現場で話を聞きました。

 (建仁寺 浅野俊道内務部長)
 「あちらの左の枝ですね。フェンスに登りまして、この枝にのしかかる恰好で、枝を手繰り寄せたみたいなんです。本当に信じられない気持ちでいっぱいでしたね。こんなことをする人がいるんだなという」

 建仁寺によりますと、11月18日の午後10時半ごろ、駐車場を契約している男性が不審な2人組を発見。持っていた袋の中にモミジが入っているのが見えたため、その場で警察に通報したということです。駆け付けた警察官が事情を聞いたところ、2人はミシュランガイドで2つ星を獲得している料理店の従業員だと明かしたということです。

 警察に被害届を提出したという建仁寺。紅葉のベストシーズンだっただけに心が痛むといいます。

 (建仁寺 浅野俊道内務部長)
 「おそらく料理に使うために枝を切って、その葉っぱをきれいに(料理に)飾っていたんだろうなと思っています。人のいない時間を狙っているという、非常に悪質な計画的な犯行だったのではないかと思っています。この量の葉っぱだと(市場価格で)3000円ほどになるのかなと思っています。(切り口が)すごく痛々しいです、本当に。身を切られる思いですね」

 無断伐採した2人が働く料理店の店主がMBSの取材に答えました。

 (無断伐採した2人が働くミシュラン2つ星料理店の店主)
 「京都の四季を詰め込むというのは(料理人の)本能としてDNAとして持っているんです。ただ、(従業員が)やってはいけない場所でやってしまったということはいけないことなので、それは僕の指導力不足と痛感しております。(建仁寺へは)今回のことに関しては本当に謝罪と申し訳ない気持ちでいっぱいです」

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