紅葉終盤も大混雑 “幻想的ライトアップ”400m大行列…“神秘的名瀑”ボートから絶景(2022年11月29日)

紅葉終盤も大混雑 “幻想的ライトアップ”400m大行列…“神秘的名瀑”ボートから絶景(2022年11月29日)

紅葉終盤も大混雑 “幻想的ライトアップ”400m大行列…“神秘的名瀑”ボートから絶景(2022年11月29日)

 紅葉シーズン終盤を迎えた28日、全国各地の紅葉狩りスポットが大混雑しました。京都にある「東寺」では、ライトアップされた紅葉を見ようと大行列ができました。

■「龍安寺」「北野天満宮」の紅葉 振り袖姿で撮影も

 紅葉シーズンのピークを迎えた京都。世界遺産の一つ「龍安寺」では、紅葉と石庭を楽しむ人たちがいました。

 福岡県からの観光客:「50年ぶりに来て。きょうは、紅葉がきれいでした」「天気が良いし、風がとても気持ちが良くて。良い時間を過ごさせてもらっています」

 「学問の神様」菅原道真が祭られている北野天満宮では、朱塗りの太鼓橋「鶯橋」と真っ赤に染まったモミジを撮影する人たちがいました。

 札幌から娘に会いに来た母親:「成人式の前撮りで来ました。5月に予約して、この日のために紅葉と娘の振り袖を撮りたくて、計画して来たんです。北海道から」

■“ライトアップ紅葉”求め 400メートルの大行列

 昼間とは違った表情を見せていたのは、京都のシンボル的な存在の五重塔がある東寺です。

 紅葉シーズンは、ライトアップが行われていて、夜に浮かぶ五重塔と鮮やかに色付いた木々の葉が幻想的な光景を織り成しています。

 横浜から来た観光客:「色々回って、これから帰ります」「(Q.ライトアップの紅葉は?)素晴らしい、すてき」「(Q.お写真とか撮りました?)撮りまくりました」

 大阪から来た観光客:「初めて来たんで、すごいきれいだなって」「すごいきれいだった」

 京都駅まで歩いて行けるとあって、一日の最後の目的地としても人気の東寺。夜の特別拝観が始まった午後6時。続々と人が訪れます。

 門の外には、ずらりと並んだ大行列。最後尾が全く見えません。

 大阪から来た観光客:「いや~すごいですよね」「(Q.今、並ぼうとされてるんですか?)はい」「(Q.私たちも驚きすぎて…最後尾を探されてます?)探してます。どこまで行くのだろうと」

 寺を1周するほどの長さの先に、ようやく見えたのが、最後尾の看板。およそ400メートルほどの大行列となっていました。この行列に並んで中に入るものの、紅葉の場所にまだ入れません。

 中に入ると、写真を撮り始める人が多く、なかなか先に進めません。

 ライトアップされた五重塔を撮影しに来たという女性は…。

 大阪から来た観光客:「人だらけになって…人しか写んないよ」「すごい人スポット」「人撮りスポット」

 あまりの人の多さで手を伸ばしても、なかなか満足いく写真が撮れません。

 ようやく前のほうで撮影できたという写真には、池の水面に映し出された逆さ五重塔と、ライトアップで照らされた紅葉が映っています。人の姿も全く映っていない、ベストショットです。

 大阪から来た観光客:「最高の1枚が撮れました」「(Q.ライトアップの紅葉どうでした?)癒やされましたね」「すごくきれいでした」

■高千穂峡は…絶景ボート“4時間待ち” 駐車場も満車

 ちょうど今が紅葉の見頃の九州地方。中でも多くの人でにぎわっていたのは、宮崎県の高千穂峡です。

 日本の滝100選に選ばれた「真名井の滝」が魅力で、エメラルドグリーンの水面と鮮やかに色付いたモミジやカエデのコントラストが楽しめるスポットです。

 中でもボートに乗って見る景色が人気なのですが、午前11時ごろのボートの待ち時間は4時間から4時間半待ちとなっています。

 観光客:「(Q.ボートの待ち時間、見ました?)そうなんですよ。びっくりしました」「(Q.4時間待ちですが?)今ちょっと迷ってます」

 インターネットで事前予約をしていない人は、当日券を購入できても、かなりの時間を待たなければボートには乗れません。

 観光客を悩ませていたのは、待ち時間だけではありません。

 この周辺には、駐車場が5カ所ありますが、ボート乗り場付近にある第1駐車場は、あっという間に満車です。

 高千穂峡では、9月に九州地方を襲った台風14号の影響で、遊歩道の一部が現在も通行止めになっています。そのため、ボート乗り場まで2番目に近い第2駐車場に止めると、歩いて15分以上かかってしまうのです。

 観光客:「上のほうに。だから下りてきたんよ。もうえらいこっちゃと思って。これを上がっていくのが」「(Q.今度は上りですもんね)今度はえらいこと。途中で休憩しながら」

 20分かけて駐車場から歩いてきたという夫婦。ようやくボート乗り場までたどり着いたのですが…。

 観光客:「(Q.どうでした?)午後4時半ごろまでしかないから、ホテルに帰らないかんから」「(Q.ボートは諦めて?)ボートは諦めて」

■四苦八苦も…ボートから絶景「迫力がすごかった」

 観光客:「(Q.どこから来ましたか?)東京から来ました」「(Q.当日券?)当日券ですね。午後3時45分」

 東京から来たというカップル。昼に当日券を手に入れたものの、4時間近く待たなければなりません。

 ソフトクリームやお団子を楽しみながら、観光地を巡ること4時間。ようやくボートの順番が回ってきました。

 ボート乗り場の人:「1人ずつゆっくりお願いします」

 4時間以上待って、ようやくボートに乗り込みます。

 ボート乗り場の人:「左だけこいで、左だけ。そうすると、向きが変わりますから」
 観光客:「はい」

 ボートのこぎ方を教わりますが、不慣れなボートの扱いに四苦八苦。それでも懸命にたどり着いた先で撮影した映像には、まさに神秘的な光景が映っています。

 エメラルドグリーンの水面に、落差17メートルの名瀑・真名井の滝。そしてモミジは、日差しに照らされて輝いています。

 観光客:「迫力がすごかったです。橋の所がすごくきれいで」「全然違いますね。上から見るのと」「(Q.待ったかいはありました?)ありました」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年11月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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