コスタリカ戦を前に現地で日本人サポーターが大決起集会 スポーツバーは予約で満席に(2022年11月26日)
27日のコスタリカ戦に向けて、日本代表の練習は現地では始まりました。グループステージ初戦で優勝候補のドイツから大金星を挙げた日本。27日、コスタリカに勝てば決勝トーナメント進出に大きく前進することになります。
いよいよ27日に迫ったコスタリカ戦。現地のカタールでは、およそ130人の日本人サポーターが集まり、勝利に向け決起集会が開かれていました。
日本サポーター:「コスタリカ戦を観たら私は帰るので。ドイツ戦も声枯れましたけど、中3日復活しましたので声を枯らして日本に帰る」
親睦会に参加した親子:「(Q.ドイツ戦どうでした?)すごかったです!ずっと踊って喜んでました」「奇跡だった」「(Q.将来の夢は?)三笘みたいに日本のヒーローになりたい」
優勝候補に上げられていたドイツに劇的な逆転勝利。日本では、ヒーローとなった選手たちのユニフォームが大人気となっています。
AlpenTOKYO・鈴木貴寛さん:「売り切れてしまいました」
ユニホームを買いにきた人:「もう一人誰でしたっけ?浅野選手も売り切れ?」
AlpenTOKYO・鈴木貴寛さん:「売り上げの方も5倍6倍と軒並みに上がっています」「(Q.一番人気は?)浅野選手、堂安選手、三笘選手というところになります。在庫が切らしていまして、今のところ入荷予定も分からない状況になっています」「(Q.三笘選手は?)本日、緊急入荷という形で投入されています」
ユニホームを買いに来た人:「明日のコスタリカ戦に向けて応援したくて買いました」「(Q.ご自身のための?)いえ、息子高校2年生なんですけれども、部活もきょうあるので『お母さん買ってきて』って言われて」「(Q.お子さんはどれくらい盛り上がっていました?)泣いていました」
一方、パブリックビューイングが行われるスポーツバーでは、27日の試合が待ちきれないようです。
スポーツバーFields・田中守店長:「もうワクワクですね。待ちきれないですね」「(Q.コスタリカ戦に向けどれくらい予約が?)現状でオールスタンディングで130人くらい。サポーターの熱い思いを電話越しに聞くと断りきれずにこうなってしまう」
大勢の集まるサポーターのために店内にはおよそ80万円をかけ、100インチのモニターを設置。また、常に換気をするなどして、感染対策もしているといいます。
絶対に負けられないコスタリカ戦。開催国のカタールで日本と縁が深い、元サッカー選手に予想してもらいました。
元カタール代表キャプテンのイブラヒム・アフガニムさんです。
イブラヒムさんは2004年から8年間、カタール代表に選ばれ主将も務めました。今大会で使用されるスタジアムの一つの管理者も任されています。
元カタール代表主将、イブラヒム・アルガニムさん:「私はあの試合にいて、日本代表が悲しみのあまりピッチに崩れ落ちるのを見た」
あの試合とは、1993年に行われた日本対イラク戦。日本は試合終了間際までリードし、ワールドカップ初出場をつかみ掛けていましたが、後半アディショナルタイムに失点し、逃してしまいました。
のちに日本サッカー史上最大の悲劇として語り継がれている「ドーハの悲劇」です。
元カタール代表主将、イブラヒム・アルガニムさん:「あの試合はゴール裏でボールボーイをしていたんだ」「(Q.あのイラクのコーナーキックのボールを渡したのはあなただったんですか?)いや、私じゃないよ。でも、私はあの日から日本のチャレンジが始まったと思う。そして本当にW杯に出場したんだ」
ズバリ27日のコスタリカ戦は…。
元カタール代表主将、イブラヒム・アルガニムさん:「コスタリカは初戦の汚名を返上しようとしてくるだろう。でも、日本の方が勝利への気持ちが強い。私は2-0で日本が勝つと思うよ」
対する相手、コスタリカ。初戦のスペイン戦では、シュートを1本も打てず…。フランスリーグの強豪、パリサンジェルマンに所属するチームの守護神・ナバスもお手上げの大量7失点で黒星スタート。
コスタリカ代表・スアレス監督(62):「今はこう考えるのが自然だろう。日本がドイツに勝ち、私たちがスペインに負けたなら次の試合では、日本が有利になる」
大敗から2日、現地の報道で選手たちの様子について…。
現地の報道:「(選手たちは)試合に立ち向かうメンタルがないのが現実だ。走らず汗もかかず返答する気力もなかった」
チームを取材した記者によると、「雰囲気はあまりに暗い」ということです。
その一方で。
首都サンホセも活気付いてきました。落ち込みはあったんでが復活しています。その理由は朝刊です。コスタリカ代表ベスト8に導いた元監督が「奇跡はまだ可能だ」と言っているんです。
「奇跡は起こる」と、国民を鼓舞するのは2014年にコスタリカ代表を過去最高のベスト8に導いたピント元監督です。
この時、コスタリカ代表はイングランド、イタリアなどと同じ「死の組」に入るも1位で突破。勢いそのままに決勝トーナメントでは、ギリシャを相手にPK戦にもつれ込み勝利。続く、準々決勝のオランダ戦でもPK戦となり、敗れはしたものの、旋風を巻き起こしました。
守備重視でカウンター攻撃を伝統とするコスタリカ。今大会は、ベテランと若手を融合させています。
若手の注目株は、「コスタリカの神童」とも呼ばれる18歳のベネット。テクニックとスピードで攻撃の一翼を担っています。
27日の日本戦では要注意となる存在です。
コスタリカ国民たちは…。
コスタリカ国民:「コスタリカがあれだけゴールを入れられて大敗するのを見るのは本当につらかったが、次の日本戦ではもっとましなものになると思う。2対1で勝つと思う」「7対0の負けで(次戦は)違った姿勢で挑むと思う。少し待ってみよう、積極的に挑むと思うので」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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