世界規模の鳥インフルまん延で鶏肉ピンチ!入荷に不安 焼き鳥店悲鳴(2022年11月22日)

世界規模の鳥インフルまん延で鶏肉ピンチ!入荷に不安 焼き鳥店悲鳴(2022年11月22日)

世界規模の鳥インフルまん延で鶏肉ピンチ!入荷に不安 焼き鳥店悲鳴(2022年11月22日)

 これからの季節、鍋やクリスマスに欠かせない鶏肉に異変です。各地で発生する鳥インフルエンザの影響で鶏肉が品薄傾向に。スーパーなどからは悲鳴が上がっています。

 影響は私たちの食卓にも…。鶏肉の流通がストップし始めています。

 スーパーマルセン・太田雅悠専務:「こちらがあすからは一切、入荷がなくなってしまうということで、我々としては危機的な状況と言えます」

 原因は鳥インフルエンザの感染拡大。これまでに北は北海道から南は鹿児島まで各地の養鶏施設などで感染が確認され、合わせて200万羽を越える鳥が殺処分になっています。

 また、和歌山のアドベンチャーワールドでは57羽が殺処分になったほか、21日まで休園する事態に…。

 鹿児島大学共同獣医学部・小澤真准教授:「数字としては明らかに多いとは思います。過去最悪のレベルになるという懸念は十分あります」

 専門家が指摘するのは今年、流行しているウイルスの感染力の強さです。

 鹿児島大学共同獣医学部・小澤真准教授:「今年、問題になっているのはすべて高病原性のH5N1亜型のウイルスになっています。色んな地域で同時多発的に同じようなウイルスが動いていると言っていいと思う」

 ちなみに鳥インフルエンザがヒトに感染した例は確認されていません。しかし、問題は…。

 スーパーマルセン・太田雅悠専務:「『鶏肉がもう一気に出荷できなくなる』と問屋さんの方から連絡が来まして」

 と、新潟のスーパーが悲鳴を上げれば…。

 都内のスーパーでも入荷料が激減していて、仮に10ケース発注しても2ケースしか納品されないなどの事態に至っているといいます。そして、さらに深刻なのは鶏肉がなくてはならない商売。

 スーパー「アキダイ関町本店」に併設された焼き鳥店にとっては死活問題です。

 世界規模で広がる鳥インフルエンザの感染。

 ロンドンでは…。

 イギリスでも感染拡大を防ぐためにニワトリの殺処分が続いています。

 今後、クリスマスに欠かせない七面鳥が不足する懸念も出始めています。

 日本でも、すでに品薄の鶏肉。都内スーパーが運営する系列の焼き鳥店でも原材料の確保が難しい状況に…。

 あきとり・栗原信之店長:「メインが鶏なので、あまり減っちゃったら豚(のメニュー)を増やしたりとか、お総菜をもっと増やしたりとかで売り上げを確保していかないといけないなと」

 今後の見通しについて専門家は…。

 鹿児島大学共同獣医学部・小澤真准教授:「もっと冬が深まってくるとさらに(ウイルスを媒介する)渡り鳥が南下してくるはずなので、まだ警戒を緩めることはできない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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