自宅療養者の往診依頼が殺到 家庭内感染で悪化のケースも 経口薬も在庫不足(2022年1月21日)
自宅療養者から往診の依頼が殺到しています。家庭内感染で症状が悪化するケースも。現場を取材しました。
コロナ患者の往診を行う医師団「ナイトドクター」の事務局は新型コロナウイルス感染者の急増を受け、往診の依頼が殺到しています。
1都3県から次々と依頼が舞い込み、電話に出られないほど・・・。
感染拡大によってコロナ病棟で受け入れを拒否された患者など自宅療養者を一日に100人以上も診ています。
話すのもつらそうな50代の男性は節々の痛みを訴え、寝込んでいます。
男性:「息子が陽性だった」
大学生の息子が陽性になり、家庭内感染した可能性が高いといいます。
飲み薬の「モルヌピラビル」を処方。
ただ、一日の在庫が限られているため、常に不足しています。
家庭内感染で症状が悪化するケースも増えているといいます。
ナイトドクターエリアマネージャー・北條康弘さん:「我々の現場に行っている肌感覚では、以前より8倍から10倍くらいの人が陽性者になっている状態が今年になってから続いている。家庭内感染ということで、子どもから親に感染させてしまうケースがだいぶ増えてきている」
喉の激しい痛みを訴える40代の女性。
女性:「喉がひどかった。痛かった。たわしで血が出るまでやったみたいに痛くて」
家庭内感染とみられ、夫が感染した後に子ども2人が陽性に・・・。
さらに本人も陽性となり、家族全員が新型コロナに感染しました。
さらなる感染拡大を防ぐために私たち一人ひとり、感染対策の基本に立ち返ることが大事だといいます。
ナイトドクターエリアマネージャー・北條康弘さん:「自身が感染しないためにも、しっかりとした睡眠と手洗いうがい。これを徹底してもらうのが必要になっていく」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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