WHOが強く勧告「冬の室温は18度以上」が目安 脳卒中や心臓病などのリスク高まる【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
今夜から週末にかけ、今シーズン一番の寒気が襲来します。警報級の大雪に警戒が必要です。
■クリスマス前に強力寒気 日本海側で大雪のおそれ
國本未華 気象予報士:
西の方から、今雨のところも今夜にも雪に変わっていく見通しで、本格的な寒さが来つつあります。今回の寒気は、特に西日本と北日本で強いです。週末に流れ込んだ寒気よりも西の方では特に強く、平年と比べると10度ぐらい低い強さです。
西日本は21日の朝にはすっぽり寒気の中で、平地でも今シーズン初めて雪が積もる地域もありそうです。今、海面水温が高いので、いつも雪が降る北陸でも今回はいつも以上に降り方に警戒してください。
天気の移り変わりを見ると、20日夜はまだ雪の範囲は狭いですが、21日の明け方には雪の範囲が広がります。ノーマルタイヤでの運転は危険ですので控えてください。北陸や北海道も局地的にドカ雪となる恐れがあるので警戒してください。
気温も低い状態が続きますが、東京では土曜日(23日)の朝が1℃まで冷え込みそうです。10度を下回ると暖房が必要な寒さですね。
■室温18℃未満で健康リスク
井上貴博キャスター:
ここから室温について見ていきます。
<冬のリビングの平均室温(在宅中)>
※国交省 スマートウェルネス在宅等推進事業調査 資料(データが5件以下の件は除外)
▼北海道:19.8℃
▼新潟:18.4℃
▼千葉:18.3℃
▼神奈川:18.0℃
▼東京:17.1℃
▼大分:14.9℃
▼香川:13.1℃
18度未満が9割を占めていたということで、ポイントは“室温18度”です。
といいますのも、WHOが強く勧告を出しています。「冬の室温は18度以上」を目安に考えてくださいということです。
子ども(~11歳)・高齢者は18℃以上により暖かくする必要があります。脳卒中、心臓病、くも膜下出血、ぜんそく、肺炎など病気の危険性のリスクが室温18度未満だと高まってしまう。死亡するリスクも高まると言われています。
他にも、国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授によると、室温18℃未満だと睡眠不足に陥りやすかったり、眠りが浅くなってしまいます。あとは転倒・骨折。足腰が固まって、足腰が弱って動きたくないという悪循環になってしまうので、室温18度を頭に入れてくださいということです。
考え方として、「暖房なしでも家の中だったら寒くない」と思いがちかもしれませんが、寒さを感じなくても血管や血流に影響が出ることもあると言われています。
こたつで過ごす方は「乾燥が嫌なのでエアコンは使わない」という方もいるかと思いますが、上半身は温まっていないので室温18度が大事です。
また、「部屋は寒いけれど羽毛布団だから暖かいので大丈夫?」という問いには、顔しか出ていないので、顔以外前進温めているので大丈夫という考え方のようです。
これまで、地球環境のことを考えるとエアコンをなくしましょうなどと言われている中で、今度は18度と言われると混乱するかと思いますが、一応頭に入れるといいみたいです。
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