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「冬日」276地点 早くもスキー場に外国人客 第8波懸念も…サルに熱視線(2022年11月18日)
列島に流れ込んだ寒気の影響で今シーズン最も多い276の地点で「冬日」を観測しました。新型コロナウイルスの第8波が迫るなか、早くもオープンしたスキー場にはたくさんの人が訪れていたようです。
真っ白な雪の上を、さっそうと滑る人たち。
長野県志賀高原のスキー場が早くもオープン。老若男女が、この時を待ちわびていました。
客:「パウダースノー。サラサラしていて滑りやすい」「最高です。こんなに早く滑ったのは初めて。メチャメチャ気持ち良い」
18日は全国276地点で、最低気温が0℃を下回る「冬日」となり、今季最多を更新。
日本の良質な雪を求めて、海外からの予約が殺到しています。
横手山リゾート・加村博さん:「かなり外国からの客が(年末まで)予約が入っている。ここのところありがたいことにずっと満室が続いている」
志賀高原の温泉街には、すでに外国人客が続々と訪れています。
イギリスからの旅行者:「イギリスのウェールズから来ました。イギリスには温泉がないから日本はすごくラッキーです」
長野県北部の渋温泉。街中には、公共の温泉施設が9つあり、順番に入っていく「九湯めぐり」が、外国人客に人気です。
こちらの旅館では、年末年始の予約がすでに満室に。その8割が外国人客だといいます。
渋温泉・小石屋旅館、石坂大輔代表:「国境開いてから海外の人、急激に増えた印象あります」
ただ、第8波で感染が拡大することを懸念しています。
渋温泉・小石屋旅館、石坂大輔代表:「これで予約がキャンセルしてしまうと、経営的に大きなダメージがあるかなと心配しています」
初めての日本一人旅でこの宿に泊まったのは、アメリカ人のクリストフさん。
温泉を楽しむことの他にも、ある目的が。
アメリカ出身、クリストフさん:「今のアメリカの生活はストレスが多いから、リラックスできて良かったです。実はサルを見に来たんです」
お目当ては、ニッポンのサル。
山道を進むと、目の前に野生のサルが出現。人を恐れる様子もなく、近付いてきます。
アメリカ出身、クリストフさん:「ハロー、モンキー」
クリストフさんが、英語であいさつすると…。
パイプに飛び乗ったサルが、お尻を振って、過ぎ去って行きます。
さらに、奥へ進むと…。別のサルを発見。そこには、湯気が立ち上る熱々の温泉が。
多くの外国人観光客が熱視線を送る先には、サルの群れ。ここは、一体…。
オーストラリアからの観光客:「とてもエキサイティング。こんなのオーストラリアにはないわ。こんなにサルがいるとは思わなかった。一緒に温泉に入りたいわ」
長野県北部にある「地獄谷野猿公苑」
野生のサルを間近で観察できるとあって、日本を訪れた外国人観光客たちが、大勢、足を運んでいます。
外国人観光客:「サルが温泉にいるところを見られてすごく良かった」
ここには、天然の温泉があり、野生のサルたちが温かい湯につかる姿が海外でも話題に。
周りは、急な崖に囲まれていることから「地獄谷」と呼ばれています。
一方、東京では氷のリンクが登場です。
18日、東京都心の最低気温は9.2℃。4日連続で1桁に。ただ、日中はぽかぽか陽気となり、最高気温が17.9℃まで上昇しました。
50代:「滑るとだんだん暑くなってTシャツ1枚でもいける」
早速、スケートを楽しむのは東京在住の外国人親子。
イギリス人の父親と、ドイツ人の娘。女の子の名前はあの「雪の女王」と一緒です。
ドイツ人の娘:「(Q.名前は?)エルサ」
イギリス人の父親:「日本に3年いますが初めて来ました。一番良い。本当にすごい」
オーストラリアから来た人:「オーストラリアには大きなリンクがたくさんはありません。とてもすてきです。ホテルの近くなので便利です」
東京ミッドタウン広報・田中薫さん:「まだ11月中旬で日中は暖かい日は少し溶けてしまうが、それでも営業できるような形で準備を整えてお迎えをしています」
夜には…。都会の冬を彩る、幻想的なイルミネーションが。東京ミッドタウンで、17日から始まった「光と音楽」の演出。カップルたちが、ロマンティックな夜を過ごします。
客:「きれいしか言えない」「楽しい」「ロマンチック」「冬が来たっていう感じがする。音楽もとても良くて幸せですね。コロナで悪いことがいっぱいあったので、すごくうれしい」
コロナ禍でも気分は上々。音楽に合わせてノリノリで踊り出す人も。
18日、東京都の新規感染者は8292人。14日連続で、前の週の同じ曜日を上回っています。
寒さが一段と厳しくなるなか、第8波が始まりつつあるのでしょうか。10万人あたりの感染者数では、上位9つが北海道や東北地方など、比較的寒い地域です。
こうしたなか、大自然を感じながら行楽を楽しもうとする人々も。
東京都と接する、神奈川県相模原市にある陣馬山です。
18日朝は天気に恵まれ、標高855メートルの陣馬山からは、冠雪した富士山の山頂付近が臨めます。
山を走って登ってきたという、日本在住のフランス人男性は。
フランス出身:「一言で言うと完璧。青空、太陽、日差し。コロナで一番つらい時も外にいっぱい出てます」
山頂付近にある茶屋で、温かいそばや、なめこ汁を味わっていた2人組は。
登山者:「最高のレストラン」「空気がおいしい」「ミシュランで言えば四つ星。なめこ汁山で食べると違うね」
陣馬山の麓にある相模湖。
湖畔では、今、紅葉の見頃を迎えています。相模湖では、どんな魚が釣れるのでしょうか。
釣りを楽しむ人:「(Q.なんという魚?)『ニゴイ』、小さいのが『ワカサギ』。食べる分だけワカサギを釣ってニゴイは逃がす」
冬の風物詩とも言えるワカサギ釣り。新型コロナの第8波が懸念されるなか、大自然の紅葉を愛でながら、趣味を楽しんだようです。
釣りを楽しむ人:「めっちゃ楽しい。最高」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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