銭湯で開かれた会見『銭湯×ビームス』若者に人気のブランドがなぜ銭湯とコラボ!?(2022年11月17日)
利用者が減少傾向にある銭湯を盛り上げようと、アパレルブランドとタッグを組んだ新たな取り組みが始まりました。
大阪市阿倍野区で11月17日に行われた記者発表会。参加した記者が机代わりに使っているのは、お風呂場でおなじみの風呂椅子。会場は銭湯の男湯です。
(ビームスクリエイティブ 金田英治さん)
「関西圏の皆さまに改めて銭湯の魅力を感じていただければというふうに思っております」
主催したのはセレクトショップとして若者などに人気のブランド「BEAMS(ビームス)」です。オリジナルのスウェットや湯おけなどのオリジナル銭湯グッズが11月17日から各ショップで販売されます。銭湯離れが進む中、利用を促そうと大阪の銭湯291軒が加盟する協会とタッグを組み、銭湯再興プロジェクトを立ち上げたといいますが、なぜアパレルのビームスが?
(ビームスクリエイティブ 金田英治さん)
「日本の優れた商品であるとか、日本の文化であるとか、日本の楽しみ方みたいなものを、再定義してご提案するという活動をしておりまして。銭湯文化っていうのは日本固有のもので、そこにスポットをあてたいなと」
会場となった銭湯「湯処あべの橋」は夕方から常連客が訪れる地元に馴染んだ銭湯です。
(利用客)
「定休日以外は毎日」
「広々としていて快適に過ごしやすいと思います」
しかし町の変化や新型コロナウイルスの影響で客足は遠のきます。
(湯処あべの橋 森和子さん)
「お客さんが来なくても湯を沸かさないといけないので。電気もつけておかないといけないので。たくさん来てもらわないと苦しいですね」
銭湯協会によりますと、大阪府内では50年前に比べて銭湯の数は1割ほどに減っています。今回のプロジェクトで若いファンを呼び込めるか期待が高まります。
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