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【新型コロナ】全国的に増加傾向…最新のリスク評価も報告 厚労省専門家会議
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は感染者について全国的に増加傾向で、病床使用率も上昇傾向だと報告しました。また新型コロナの最新のリスク評価も報告されました。
厚労省の専門家会議は、感染者は、北海道などの一部を除き全国的に増加傾向で、特に西日本などで増加幅が大きいと報告し、病床使用率も全国で上昇傾向と指摘しました。
また会議では、新型コロナの最新のリスク評価が専門家から報告されました。
リスク評価では、新型コロナと季節性インフルエンザについて、「致死率や重症化率のみを比較することは不十分」とし、伝播性が増大し、ワクチンなどの免疫を逃れる程度も高いことから、「疫学的にはインフルエンザとは異なる特徴を持つ感染症」だと指摘しました。
また、新型コロナでは肺などの呼吸器系だけではなく、心臓などの循環器系の合併症が死亡と関連するとの指摘があると報告したほか、症状が軽い場合でも、後遺症が起こることなどもリスクを考える際に重要だと指摘しました。
専門家は、「新型コロナとインフルエンザを単純比較するのではなく、いまの新型コロナの特徴を理解し、 どういった対策が必要か見極める必要がある」として、引き続き、リスク評価を続けるとしました。
(2022年12月15日放送)
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