池袋事故遺族の中傷と犯行予告の初公判 被告側が争う姿勢「侮辱の意図なかった」|TBS NEWS DIG

池袋事故遺族の中傷と犯行予告の初公判 被告側が争う姿勢「侮辱の意図なかった」|TBS NEWS DIG

池袋事故遺族の中傷と犯行予告の初公判 被告側が争う姿勢「侮辱の意図なかった」|TBS NEWS DIG

池袋暴走事故の遺族を中傷した罪などに問われている男の初公判。男は起訴内容を認めましたが、その主張は不可解なものでした。

ツイッターの投稿
「金や反響目当て」
「天国の松永莉子ちゃん(3歳)と松永真菜さん(31歳)が喜ぶとでも??」

池袋事故の遺族・松永拓也さんをSNSで中傷した罪で起訴された油利潤一被告(23)。当時、油利被告は私たちの取材に反省の言葉を口にしていました。

油利潤一被告
「自分の憂さ晴らしというか、後先考えずに(やった)。申し訳ない気持ちでいっぱいです」

しかし、その4か月後。

ツイッターの投稿
「警察の無力さの報復のために」
「秋葉原でどーなるか覚えておけ」

今度は“犯行予告”を投稿。偽計業務妨害の罪でも起訴されました。

そして、東京地裁で開かれたきょうの初公判。弁護人は「侮辱する意図はなかった」と一部争う姿勢を示しましたが、油利被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

しかし、その後の被告人質問では不可解な説明を繰り返しました。

油利被告
「大阪で起きた交通事故のことを松永さんに伝えようとした。いろいろなニュースをみて混同した」

なぜ、悪質な投稿を繰り返したのか。初公判を前に油利被告はこう説明していました。

油利被告から届いた手紙
「SNSで共感者を探そうと考えましたが、自分に対する非難の声や個人の特定、嫌がらせに耐えきれず逆上してしまい、攻撃的なツイートが続いてしまいました」

新潟青陵大学 碓井真史教授
「リアルな世界で得られない快感がネットでなら得られる、今までの人生で一度も味わったことのないような注目とかをネットでなら味わえる。刑罰を重たくすることによる犯罪防止効果は限定的。社会全体が人生をやり直すということを、支えられる社会にできるかどうか」

今度こそ悪質な投稿を断つことができるのか。法廷では今後、中傷の被害を受けた松永さんも意見を述べる予定です。

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