コロナ禍に大ヒット「焼肉冷し」 店を救った妻の“まかない”料理(2022年1月20日)

コロナ禍に大ヒット「焼肉冷し」 店を救った妻の“まかない”料理(2022年1月20日)

コロナ禍に大ヒット「焼肉冷し」 店を救った妻の“まかない”料理(2022年1月20日)

 コロナ過に負けず異例のヒットです。

 川崎正悟さん(73)は、妻・美津子さん(69)のおかげでコロナ禍を乗り切れそうだといいます。

 茨城県ひたちなか市にあるラーメン店「大進」。わずか2時間半しかあり付けない人気メニューを求め、お客さんがこぞってやってきます。

 あんかけたっぷりの「焼肉冷し」690円。揚げた豚肉をふんだんに使った特製の甘辛あん。これを冷水でしめた自家製太麺の上に掛けるのです。アツアツのあんと冷たい麺のハーモニーは癖になるそう。

 常連客:「他にない味、唯一無二な感じ」「今、おなかいっぱいですけど、帰ったらまた食べたくなる」

 元々は料理人だった川崎さんが縁あって、このお店を引き継いだのは43年前。すでに看板メニューがありました。

 妻・美津子さん:「スタミナが一番メインでした」

 野菜とレバーがたっぷり入った甘辛あんを、しょうゆラーメンに掛けた「スタミナラーメン」。ご当地ラーメンとして広く知れ渡りましたが・・・。

 大進店主・川崎正悟さん:「この辺に10軒ぐらいラーメン屋さんができた。次のを考えないとつながっていかない」

 新メニューのヒントになったのは、妻が作った“まかない”でした。焼いた豚肉にあんを絡め、おかずにしていたのです。

 妻・美津子さん:「夫に『これどう?』って、そしたら『良いんじゃない?』と」

 大進店主・川崎正悟さん:「これをアレンジすれば商品にできるんじゃないかと」

 こうして生まれた「焼肉冷し」でしたが、人気が出るまで実に30年近くもかかったといいます。

 売り上げを伸ばしたのは皮肉にもコロナ禍でした。

 娘・智子さん(45):「初めてテイクアウトして頂いて、それで定期的にご注文頂くお客さんもいまだに続いている」

 先行きが不透明なコロナ禍でも、まさかのヒット。今や焼肉冷しが、お店を支えています。

 大進店主・川崎正悟さん:「やっていて良かったなと」

 妻・美津子さん:「良いお客さんに恵まれて、今があるんだと思います、もう本当にそれは感謝しかないです」

 川崎さんは今も新メニューの開発を怠りません。この日は、お味噌を使った味付けに挑戦してみました。

 大進店主・川崎正悟さん:「諦めないで、新しいものに挑戦していく、そういう心構えは忘れないでやっていけば良い方向へ行くと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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