トランプ氏“出馬宣言”強行か SNSで負け惜しみ?…米中首脳は“腹の探り合い”3時間(2022年11月15日)

トランプ氏“出馬宣言”強行か SNSで負け惜しみ?…米中首脳は“腹の探り合い”3時間(2022年11月15日)

トランプ氏“出馬宣言”強行か SNSで負け惜しみ?…米中首脳は“腹の探り合い”3時間(2022年11月15日)

 現地時間15日にも、次期大統領選への出馬を表明するとみられているトランプ氏。SNS上で、強気な発言が相次いでいます。

■出馬宣言“強行”か…選挙に“不正”主張

 トランプ前大統領:「11月15日火曜日、フロリダの自宅で重大な発表を行う」

 重大発表を予告してから、1週間。ついに、その日がやってきます。

 現地フロリダの15日午後9時(日本時間16日午前11時)に、2年後の大統領選出馬を正式表明するとみられるトランプ前大統領。年齢的にも、今回の出馬が最後のチャンスとなります。

 しかし、圧倒的有利とみられた中間選挙で、トランプ派の候補が相次いで敗北。責任を問う声まで表面化しています。

 これに我慢のできないトランプ氏。SNSを更新し、こう訴えました。

 トランプ氏のSNSから(日本時間15日):「我々の選挙は、信頼できないジョークに成り下がってしまった。世界中の笑いものだ!またしても、巨大な選挙詐欺が起こってしまった。アメリカよ、目を覚ませ!」

 アリゾナ州などで、選挙に不正があったと主張。負け惜しみとも言える投稿を連日繰り返しています。

■米中首脳会談 “台湾危機”レッドラインは?

 一方、中間選挙という国内政治の山場を乗り切ったバイデン大統領は、インドネシアのバリ島で、就任後初めて中国の習近平国家主席と対面で会談しました。

 バイデン大統領から先に手を伸ばし、がっちり握手。米中首脳会談が始まりました。

 バイデン大統領:「米中が互いの違いを乗り越え、競争が対立になるのを防ぎ、世界的規模の課題に対処できると証明することは国際的にも重要だ」

 習国家主席:「歴史は最良の教科書だ。歴史をかがみとして、未来に向き合わなければならない。両大国の指導者として、私たちがかじを取り、方向性を定める役目がある」

 権力が集中する習主席の鶴の一声で、武力による台湾統一に乗り出すとの懸念は増しています。

 会談に先立ち、バイデン大統領は、こう話していました。

 バイデン大統領:「レッドラインがどこにあり、お互いに何が最も重要か見極めたい」

 緊迫する台湾海峡で軍事衝突を避けるため、互いのレッドライン、つまり、“譲れない一線”を見極めると明かしていたのです。

■米中の心理戦よそ目に…トランプ氏動き出す

 腹の探り合いは、3時間に及びました。

 習国家主席(中国国営メディアから):「アメリカに挑戦するつもりも、取って代わるつもりもない」

 バイデン大統領:「中国による台湾進攻の試みが迫っているとは思わない」

 米中の心理戦をよそ目に、トランプ氏が動き出そうとしています。

 トランプ氏のSNSから(日本時間15日):「あすは、我が国の歴史上、最も重要な日の一つになることを願っている」

(「グッド!モーニング」2022年11月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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