震源は三重県沖…福島で震度4『異常震域』現象…過去には800キロ離れた場所でも(2022年11月14日)

震源は三重県沖…福島で震度4『異常震域』現象…過去には800キロ離れた場所でも(2022年11月14日)

震源は三重県沖…福島で震度4『異常震域』現象…過去には800キロ離れた場所でも(2022年11月14日)

14日午後5時過ぎ、茨城県や福島県で最大震度4を観測する地震がありました。震源は三重県沖。マグニチュードは6.1と推定され、震源の深さは約350キロと非常に深いのが特徴です。数100キロの深さで発生する地震は『深発地震』と呼ばれ、揺れが起こる地域が通常の地震とは異なることがあります。

今回の震度を見てみると、震源に近い静岡県では震度2や1。愛知県や三重県では震度1以上の揺れは観測されていません。一方で、震源地から500キロほど離れた福島県双葉町や浪江町では、震度4を観測しています。

気象庁は、この現象について、震源から遠く離れた場所でも揺れを感じる『異常震域』だと説明しています。
東京大学地震研究所・古村孝志教授:「非常に広い範囲で震度が観測される。震度以上に小刻みな揺れが長く続く。何分も続くので、人が余計に揺れを感じる」

これまでも『異常震域』は、たびたび発生しています。2015年5月30日、小笠原諸島沖を震源とする地震です。震源の深さは682キロ。観測史上最も深い地点で発生しました。

このとき、初めて日本全土で震度1以上を観測。震源地から800キロ以上離れた神奈川県西部では震度5強を観測しました。東日本大震災のマグニチュード9.0に次ぐ、巨大地震でした。

今後も影響は続くのでしょうか。
東京大学地震研究所・古村孝志教授:「深発地震は余震とか、その後の活動は低調です。大きな余震に注意はそこまで心配しなくていいのでは。三重県のあたりはマグニチュード6以上の地震が、繰り返し起きているので備えが必要」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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