「物価の優等生」窮状 もやし協会SOS…原料価格“3倍↑”も 平均価格“2割以上↓”(2022年11月11日)
11月11日は、まっすぐ伸びるように見えることから「もやしの日」です。
■「もう続けていけない」もやし協会SOS
もやしの生産者による協会が、こんな広告を出しました。
広告:「『物価の優等生』として家計に貢献できることは、私たちの誇りでもありました。しかし、安さばかりを追求していては、もう続けていけない状況です」
幅広い料理に使えて、とにかく安いもやし。都内の店を訪ねてみました。
スーパーイズミ・五味衛社長:「こちらになりますね。1袋29円で販売しています」
値段が安いのはうれしいかぎりですが、生産者は「もう続けていけない」と窮状を訴えています。
■理事長「業界の窮状を知って頂きたい」
広告を出した協会の理事長は、次のように話しました。
工業組合もやし生産者協会・林正二理事長:「原料価格の高騰。そして、生産コストが上がってきているという状況のなかで、さらに円安でダブルで価格が上がってしまったという状況で、業界の窮状を知って頂きたいという思いがございます」
原料価格は、30年前と比べて3倍に…。一方、もやしの平均価格は、全国で2割以上、下がっているといいます。
林理事長:「生産者が、取引先である小売店等に、現状の状況を説明して。もやしの価格に関して、もう一度見直しをして(値上げをして)もらいたいという強い思いがあった」
■店は“安売り”アピール…消費者の反応は?
一方、お店側はもやしを安売りすることで、お客さんにアピールしたいと考えているようです。
五味社長:「一人でも、お客さんを減らしたくないというか。周りで競争がありますので」
消費者からは、次のような反応がありました。
60代:「もやしって、優等生じゃないですか。それが高くなると、いかにも物価高だなというイメージになりますね」
50代:「あんまり高くなっても困るかな。買わなくなることはないと思うが、農家の人が大変になるので、それ(値上げ)もまたしょうがないのかなと思う」
(「グッド!モーニング」2022年11月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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