ゼロコロナ政策とった豪 2年ぶりに旅行者全面受け入れ|TBS NEWS DIG
29日から始まる日本のゴールデンウィークを前に、旅行者の全面受け入れを2年ぶりに再開したオーストラリア。観光客への期待の一方で、不安材料も抱えています。
オーストラリア北部の観光地・ケアンズの北およそ70キロにあるポートダグラス。ここにある動物園の目玉は、大きなものでは体長5メートルにもなる巨大ワニと一緒に泳げる感覚を味わえるこのアトラクション。新型コロナの影響で動物園の営業が停止、縮小された期間を利用して、新たにつくられました。
観光客
「クールなアトラクションだね」
コロナ禍前は、海外からも多くの観光客が訪れていたといいます。
動物園 副マネージャー シベラ・ソルターさん
「ここ2年ぐらい、本当に大変でした。動物たちの食事や世話をし続ける必要があったから」
一時、“ゼロコロナ政策”をとり、世界最長の都市封鎖=ロックダウンなども行ったオーストラリア。ついに、今年2月から2回のワクチン接種を完了した旅行者の全面受け入れを再開し、4月17日からは、入国前のPCR検査と陰性証明書の提出義務を廃止しました。
動物園 副マネージャー シベラ・ソルターさん
「もちろん日本は大きな市場で、日本人観光客が戻るのを期待しています」
オーストラリア政府観光局プロモーション動画
「日本の皆さん、オーストラリアがいよいよ再開です!」
政府観光局も「オーストラリアで夢を叶える」と題した、日本人観光客向けのキャンペーンを始めました。
ただ、少し心配なことも・・・
記者
「こちらは、この近くで生まれたオスの9歳のコアラ、オリー君です。このコアラ、オーストラリアでその数が減っているといいます」
都市開発などにより、オーストラリアの野生のコアラが過去20年間で半減したとの最新の調査結果が発表され、今年2月、東部一帯の州などで、絶滅危惧種に指定されました。
また、この動物園などを経営する会社の担当者は、観光施設やレストランなどでの人手不足が問題になっていると話します。
豪・キャプタグループ 日本マーケット営業部長 中川和之さん
「お客さんがまったくいない状態で、細々とやってきたわけですけれども、生活に不安を抱える方は離職をしていってしまうんですよね。お客様が多くなった時に、大人数のお客様に対応できない」
“ウィズコロナ政策”に舵を切ったオーストラリア。課題に向き合いつつ、日本からの観光客や留学生の復活に期待を寄せています。
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