【新型コロナ】北海道で連日“過去最多” 急増の理由「気候が影響か」…第8波に懸念(2022年11月10日)

【新型コロナ】北海道で連日“過去最多” 急増の理由「気候が影響か」…第8波に懸念(2022年11月10日)

【新型コロナ】北海道で連日“過去最多” 急増の理由「気候が影響か」…第8波に懸念(2022年11月10日)

 北海道では、新型コロナの感染者が連日、過去最多を更新している。全国的にも増加傾向にあり、専門家は、このまま「第8波」に入る可能性もあると警戒している。

■医師「第7波と同様に“発熱難民”が…」

 札幌市内の発熱外来は、患者が急増。置き場のないカルテは廊下に並べられ、医師はリモートで診察している状況だ。

 医師:「食事はとれている?」
 患者:「はい」
 医師:「今、コロナの抗原検査やりましたら、はっきりと陽性と出ていますので」

 9日は、患者18人のうち14人が陽性。これまでのところ、すべてがオミクロン株による感染だという。

 あさぶハート・内科クリニック 福島新院長:「発熱外来に、非常に負担が集中しているという現状があって。発熱外来の数を増やさないと、対応しきれなくなるし。第7波と同様に、“発熱難民”がどんどん増えてしまうことに」

 9日の北海道の感染者は、9546人。2日連続で過去最多を更新。亡くなった人も22人と過去最多で、病床使用率は40%を超えている。

■厚労大臣「前回のピーク超える可能性も」

 なぜ北海道で、これほどの勢いで、増えているのか?

 厚生労働省 アドバイザリーボード・脇田隆字座長:「気候の影響も北海道はあって、すでに気温も下がってきているので。換気がされにくいような状況も、影響している可能性がある」

 感染者の増加は、北海道だけではない。厚労省の専門家会議では、このまま第8波に入る可能性もあるとしている。

 加藤勝信厚労大臣:「仮に、現在の増加傾向が前回と同様のスピードで継続した場合、2週間後には、前回のピークを超える可能性も想定されている」

■官房長官「新たな行動制限は行わず」

 9日、東京で確認された感染者は、9012人。およそ2カ月ぶりに、9000人を超えた。

 松野博一官房長官:「オミクロン株と同程度の感染力、病原性の変異株によるものであれば、新たな行動制限は行わず、社会経済活動を維持しながら、感染拡大防止策を講じることを基本的な考え方としています」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年11月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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