金正恩総書記から贈られた犬巡り与野党が対立(2022年11月9日)
北朝鮮の金正恩総書記から贈られた天然記念物の犬を巡り、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領と尹(ユン)政権の間で軋轢(あつれき)が生じています。
2018年9月の南北首脳会談後に金総書記から文氏に贈られた豊山(プンサン)犬2匹です。オスとメスが贈られ、多くの子犬を生みました。
今、この犬を文氏が政府に返却したことを巡り、与野党が対立しています。
文氏側は理由について「退任時に引き取りに関する協定を結んだが、その後、協定を施行する法改正が進んでいない」として、やむを得ず返却したとしています。
一方、協定には国が飼育費を負担するとの内容があり、与党側はこの点から「金銭的な理由で犬を手放すのか」「イメージ戦略に利用し、不要になると捨てるのか」などと批判しています。
文氏側の主張に対し、大統領府は「文氏側が施行令改正を待たずに一方的に犬を返した」と反論しています。
街の人:「犬は政治の犠牲になってしまったんですね」「犬にとっては青天の霹靂(へきれき)でしょうね。急に環境と主人が変わったら犬も大きなストレスだろうに…」
韓国では法律上、在任中に受け取った物は退任時に記録物として政府に返却するのが原則です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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