【福岡・園児バス熱中症死】元園長に有罪判決 遺族「冬生を返して」

【福岡・園児バス熱中症死】元園長に有罪判決 遺族「冬生を返して」

【福岡・園児バス熱中症死】元園長に有罪判決 遺族「冬生を返して」

去年7月、福岡県中間市で保育園の送迎バスに置き去りにされた男の子が死亡した事件の裁判で、元園長に執行猶予のついた有罪判決が言い渡されました。

この事件は去年7月、中間市の双葉保育園の送迎バスに当時5歳の倉掛冬生ちゃんが取り残され、熱中症で死亡したものです。

送迎バスを運転していた当時の園長、浦上陽子被告と補助作業をしていた保育士が業務上過失致死の罪で起訴されています。

8日の判決で、福岡地裁の冨田敦史裁判長は「子どもを預かる立場として極めて基本的な注意義務を怠った過失は重い」と指摘したうえで、「謝罪もしている」などとして、浦上被告に禁錮2年、保育士の鳥羽被告に禁錮1年6か月、いずれも執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

判決後、冬生ちゃんの遺族が会見しました。

冬生ちゃんの母親「冬生を返してほしいと言いたいです。実刑だったとしても、冬生が返ってこないので納得はいきません」

判決後、浦上被告は「大変申し訳なく思っている。償い続けたい」と涙ながらに話しました。
(2022年11月8日放送)

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