【堺市“父弟殺害”】48歳の女に死刑求刑「特に申し上げることはございません」
4年前、大阪府堺市で、父親に大量のインスリンを投与して殺害し、弟も練炭自殺に見せかけ殺害したなどとされる女の裁判員裁判で、検察は、死刑を求刑しました。
足立朱美被告は、2018年、堺市の実家で父親の富夫さんにインスリンを大量に投与して殺害し、弟の聖光さんを練炭自殺に見せかけ殺害した罪などに問われています。
これまでの裁判で、足立被告は「特に申し上げることはない」と黙秘し、弁護側は、無罪を主張していました。
大阪地裁で7日に開かれた裁判員裁判で、検察は「事前に道具を購入するなど高い計画性を持っていた。父の殺害からおよそ2か後に弟を殺害し、生命軽視は甚だしい」などと指摘し、死刑を求刑しました。
これに対し、弁護側は、「足立被告が犯人だとしても、過去の事件と比べると死刑は妥当でない」と主張し、足立被告は「特に申し上げることはございません」と述べ、裁判は結審しました。
判決は、今月29日に言い渡される予定です。
(2022年11月7日放送)
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