また大阪で子どもが“転落死”…今の季節とベランダに潜む盲点(2022年11月5日)

また大阪で子どもが“転落死”…今の季節とベランダに潜む盲点(2022年11月5日)

また大阪で子どもが“転落死”…今の季節とベランダに潜む盲点(2022年11月5日)

警察によると、きょう11月5日午前10時ごろ、大阪府豊中市で、通行人から「子どもが、血を流して倒れている」と通報がありました。倒れていたのは、マンション4階に住む2歳の男の子で、搬送の際、意識はありませんでした。

目撃した人「(男の子が)救急車に乗るときに足とかが動いてなかったように見えました。お父さんかわかりませんけど、救急車に一緒に乗られたときに、すごくパニックになっておられて、なんかかわいそうというか、すごいびっくりしました」。

男の子は両親と3人暮らしで、当時、父親と2人で部屋にいたということです。

上仲記者「男の子の父親は、子どもは別の部屋で寝ていたと思っていた。救急車の音がしたので部屋を見たら子どもがいなかった、と取り乱した様子で警察に話しているといいます」。

ここが、空いていた出窓です。たくさんの荷物がおかれ、わずかな隙間しかありません。男の子はここから転落したというのでしょうか。警察は、男の子があやまって転落した可能性もあるとみて、詳しく調べています。

子どもの転落事故が相次いでいます。今週、千葉市のタワーマンションの25階から2歳の男の子が転落死する事故がありました。10月も、4歳の男の子がマンションから転落して死亡。5月には、小学生の女の子がマンションのベランダから転落する事故も起きています。子どもの転落事故を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

子どもの安全研究グループ 瀬戸馨 研究員「(柵は)120cmの高さがあります。(子どもが)柵の上を乗り越えることは比較的簡単にできると思います」。

専門家と都内のマンションに住む3人家族を訪問しました。

マンションの住人「ちょっと目を離したすきに(ベランダに)出てしまったりしないかが不安です」。
瀬戸研究員「柵の下の所に少し高くなっている部分があります。ここには足がかかりますので乗り越えることは簡単にできる。(転落事故は)3歳4歳が一番多い年代です」。

さらに、この季節特有の危険が潜んでいました。
瀬戸研究員「ベランダには椅子と机が置かれています。子どもはこの椅子あるいはそれを伝って(柵を)登ることができます」。

2日、転落事故があったベランダには、キャンプ用の椅子が置かれていました。コロナ禍でステイホームが続いたことで、ベランダをくつろぎの場所として活用している人が増えているといいます。

マンションの住人「そこでお茶をしたり、リモートの打ち合わせも外でしています。だいぶ涼しくなってきて今一番過ごしやすい」。

瀬戸研究員「夏とか冬はエアコンを使っているので(窓の)カギはかかっています。しかし春とか秋、通風のためにある程度サッシ(窓)を開けておくということがあります。そういう時に子どもがベランダに出やすい。その際に転落するという事故が春と秋に多くなる傾向にあります」。

秋に最も増える子どもの転落事故。その対策は。

瀬戸研究員「(補助錠を)子供さんの手が届かないところにつけて子供さんがベランダに出られないようにする。一番重要なポイントは、子供をベランダに出さない出させないということ。

サタデーステーション 11月5日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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