- 「FUJIWARA」藤本敏史さんが略式起訴 道交法違反で書類送検 #shorts
- “日本にも甚大な被害” 米研究所が台湾有事シミュレーション…海洋進出強める中国など念頭に日米2+2開催 アメリカは「反撃能力」保有を“強く支持”連携強化へ【news23】|TBS NEWS DIG
- 「自然治癒力を高める」とうたい未承認の医薬品を違法に販売か 団体の代表ら書類送検(2022年12月9日)
- 河川氾濫「集落が水没している」いまだ救助届かず…現場はいま(2022年8月5日)
- 東北新幹線 1か月ぶりに全線再開 当面は8割から9割の本数で運行
- 【ニュースライブ】富山 保育園 “防犯カメラ”に4つの虐待 / 今年の漢字に「戦」ウクライナ侵攻や物価高で / 大型犬 男性にケガさせたか 暴力団員逮捕 など―― 最新ニュースまとめ(日テレNEWS)
ルパン三世の愛車も…ガソリン車を電気自動車にする“コンバートEV”に注目 “後世に残すため”往年の名車が続々電気自動車に|TBS NEWS DIG
ガソリン車を電気自動車にする“コンバートEV”が広がりを見せています。往年の名車を後生に残す1つの選択肢。既にルパン三世の愛車や懐かしの国産車が電気自動車として蘇っています。新しいEVのカタチに迫ります。
■「排気ガスを出さない」「走行音が静か」コンバートEVの魅力
11月3日に、ラスベガスで開催されていた自動車のイベント。古い車が並んでいますが、実はこれ、すべてEV。アメリカではいま、ガソリン車をEV化する「コンバートEV」が浸透しつつあるのです。
世界中から関係者が視察に訪れる中には、日本人の姿も。日本でコンバートEVを作る数少ない1人、古川治さんです。
オズモーターズ 古川治さん
「すごく驚いている。日本とのスケール感が違うと感じる」
実際に古川さんが作ったコンバートEVを、日本で見せてもらうことに。
1977年に作られたフォルクスワーゲンの名車「ビートル」です。
古川さん
「排気ガスを出さないのでマフラーがない。エンジンがなくてモーターが入っている」
走行距離は1度の充電で250キロほど。さっそく乗せてもらうことに…
山本恵里伽キャスター
「中を見てみると、古い昔に作られたものだとわかる。これはどうやって動かす?」
古川さん
「音も何もないと思うが、もう動く。切り替えスイッチをドライブにすると動く」
走り出しが静かなのはEVの特徴。
古川さん
「アクセルとブレーキだけで運転できる」
この車、もともとはマニュアル車。それがEVになったことでオートマ限定免許でも運転することができるようになりました。走行音もとても静かで、シートがきしむ音も聞こえます。
山本キャスター
「シートのきしむ音がこんなにするの初めてです!」
■EV化への思い きっかけは幼い頃の排ガスの記憶
もともと自動車のメンテナンスなどをしていた古川さん。EVに拘るのは幼い頃に抱いた排ガスへのイメージからでした。
古川さん
「私が小さい頃は排ガスの臭さをすごく感じていた記憶がある。街を走っていると歩行者が必ずいるが、そこで臭いを感じさせないことはすごくいいことだなと」
実際にどう作るのか。製作現場を特別に見せてくれました。
作業場にはEVに改造され完成間近の「ポルシェ」や、まさにEV化が進められているイギリスの名車「ローバー・ミニ」が。
古川さんが見せてくれたのは元々車に載っていたエンジンとEV化した車に載っているモーター。
山本キャスター
「(モーターはエンジンに比べて)こんなに小さいんですか!?」
古川さん
「これで時速100キロ以上で走る」
モーターはエンジンに比べ構造がシンプルで、故障などのトラブルも少ないといいます。バッテリーは後ろのトランクに。
■コンバートEVに込めた思い 世代を超えて名車を引き継ぐ
古川さんがこれまで手がけたコンバートEVは80台以上。そのうちの一台が半世紀前に作られた「スバル360」。愛称は“テントウ虫”です。
横浜市で電気関係の会社を営む斉藤さんが、長く乗りつづけるため、5年前、古川さんにEV化してもらっていました。
斉藤さん
「自動車というより家電感覚。買い物など日常の生活には十分使える」
6時間の充電で走行距離は100キロ。5年の間、まだ不具合はありません。
斉藤さん
「古いものを大切にしつつエコでもあり、おじいちゃんが乗っていた車をお父さんが乗って、また子どもが乗るというような、かたちはどうあれ引き継いでいけることになる」
■映画やアニメの中の名車も“飾る”
から“走らせる”に
イタリアの名車をEV化し、販売する会社もあります。日本でもファンが多いフィアット500です。
こちらでは販売以外に、貴重な車を展示しています。中でもひときわ目を引くのが、映画「ローマの休日」で登場した「初代フィアット500」。80年以上前に製造されたものです。
アニメ・ルパン三世の愛車としても有名な2代目のモデルも。
こうした車を、後世に残すための選択肢の1つがEV化だったといいます。
チンクエチェント博物館 深津浩之 館長
「車の歴史的に意味のあるものが、飾っておくだけでなくて、走らせることができる状態で後世に残せることは嬉しい」
■製作費用は500万円以上…課題は低コスト化
一台一台手作りで製作するコンバートEVの世界。そこにはまだまだ課題もあります。
オズモーターズ 古川治さん
「最低でも(1台)500~600万以上かかる。どうしても1台のために時間といろいろなものを費やさないといけない」
パーツのほとんどはイチから作る必要があります。車体の形を3Dスキャナーでデータ化し、部品を設計し配置も決めないといけないなど手間とコストがかかるのです。
古川さん
「もう少し普及できないかと考えていて、こちらである程度下ごしらえをして、あとはネジを絞めれば電気自動車に変わってしまうようなキットを開発している」
完成すれば、改造費用を100万円台や200万円台に抑えることもできるといいます。
古川さん
「例えば50年で捨てられる車が、100年先もまだ存在しているかもしれない」
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/XisBtoF
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/OwuQrKC
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/ehHVkaC



コメントを書く